パリ五輪閉会式を振り返るートム・クルーズらが登場し17日間の熱戦に幕
パリ五輪の閉会式が、現地時間8月11日(日本時間12日未明)にスタッド・ド・フランスで行われた。※トップ画像出典/Getty Images
「ミッション:インポッシブル」シリーズを想起させるトム・クルーズの華やかな登場や、Phoenix、エズラ・クーニグ(Vampire Weekend)、H.E.R.、Red Hot Chili Peppers、ビリー・アイリッシュ、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーらの豪華なパフォーマンスに沸いた閉会式の模様を振り返る。
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閉会式の日本チームの旗手は、男子ブレイキン半井重幸(Shigekix)と、女子やり投げで金メダルを手にした北口榛花が務めた。
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選手たちが入場を終えると、スタッド・ド・フランスにはロックバンド・QUEENの「We Are The Champions」が響き渡った。
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オペラ歌手のバンジャマン・ベルナイムによる「アポロ讃歌」の歌唱に合わせ、ピアニストのアラン・ロシュが宙吊りになったピアノを演奏した。
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1977年に打ち上げられたアメリカの宇宙探査機・ボイジャーに搭載されたゴールデンレコードから着想を得たというキャラクター・ゴールデンボイジャーが登場し、全身白のマスクマンたちとのパフォーマンスを繰り広げた。
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ゴールデンボイジャーが立ち上がると五輪マークが掲げられ、花火が打ち上がった。
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セレモニーが終わると、ステージ上にPhoenixが登場し、「Lisztomania」を演奏した。Phoenixはさらに、Vampire Weekendのエズラ・クーニグと「Tonight」、続けてフランスの人気バンドのAirと「Long Distance Call」などを歌い上げた。
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五輪旗がアンヌ・イダルゴパリ市長から、トーマス・バッハIOC会長を通じてカレン・バスロサンゼルス市長に手渡されると、アメリカの人気歌手のH.E.R.がサングラス姿で登場。エレキギターの演奏を交えながら、アメリカ国歌を歌唱した。
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スタッド・ド・フランスに集った面々がH.E.R.の歌唱に耳を傾ける中、スタジアムの屋根から俳優のトム・クルーズが登場。ワイヤーアクションでスタジアム内に降り立った。すると選手たちに囲まれながらステージに向かい、アメリカの女子体操の金メダリストシモーン・バイルス選手から五輪旗を受け取り、オートバイに乗り颯爽と会場を後にした。ここからは、トム・クルーズがRed Hot Chili Peppersの「By The Way」をBGMにパリ市内をバイクで駆け抜ける映像が放映された。トムはバイクのまま飛行機へ乗り込み、スカイダイビングで次回の開催都市であるロサンゼルスに到着。映像にハリウッドサインとトム・クルーズが登場すると、閉会式会場に大きな拍手が湧き起こった。
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スケートボード男子ストリートで銀メダルを獲得したジャガー・イートンなどによる五輪旗のリレーを経て、映像がベニス・ビーチに切り替わると、特設ステージにはRed Hot Chili Peppersの姿。集まった観衆を「Can’t Stop」で盛り上がげた。再び画面が切り替わると、今度はビリー・アイリッシュが登場し「Birds of a Feather」をパフォーマンスした。スヌープ・ドッグが「Drop It Like It’s Hot」とドクター・ドレーとの共演で「The Next Episode」を披露しロス大会への期待を高めたあと、映像は再びスタッド・ド・フランスに切り替わり、フィナーレに向けたセレモニーがスタートした。
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競泳のフランス代表で、金メダル4つを含む計5つのメダルを獲得したレオン・マルシャンがチュイルリー公園から聖火を閉会式の会場へと運びこむ。会場の“レオン”コールに迎えられた。
パリ五輪を“セイヌーセーショナル”(センセーションとセーヌ川を交えた造語)な大会だったと称した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、トニー・エスタンゲ組織員会会長、柔道100㎏超級金メダルのテディ・リネール(フランス)、レスリング男子グレコローマン130㎏級で5連覇を成し遂げたミハイン・ロペス(キューバ)、卓球の女子団体、混合ダブルスで2つ金メダルを獲得した孫穎莎(中国)らとともに壇上に上がった。
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フランス人のクロード・フランソワが作曲し、アメリカ人のフランク・シナトラが歌いヒットした「My Way」を、フランス人シンガーのイズトゥ(Yseult)が歌い上げたところで、スタジアムには花火が打ち上がり、17日間の熱い戦の幕が下ろされた。