
【J3第3節】安田の恩返し弾で宮崎が逆転勝利! 阿野は2戦連続ゴールで連勝に貢献
J3リーグは3月1、2日に2025シーズン第3節まで終了。現時点では昨季に上位争いを演じたFC大阪が勝点7で首位を走っている。今回は3月1日、3月2日に行われた試合結果をまとめつつ、「栃木SCvsテゲバジャーロ宮崎」「カマタマーレ讃岐vsツエーゲン金沢」の2試合を振り返る。※トップ画像出典/photoAC

第3節(3/1・3/2開催分)試合結果
現在のリーグ1位は3勝1分けの勝ち点10でFC大阪。今季からJリーグに参入した高知ユナイテッドSCは0勝1分2敗で19位に位置し、同じ戦績のFC琉球とともにリーグ下位を推移している。また昨季J2昇格をかけてプレーオフを戦った松本はいまだ勝利なしで18位。ただし、第1節の延期で消化した試合数が少ないため、コンディションが順位に表れてくるのはこれからだろう。
3/1開催
・栃木C 0-0 沼津
・相模原 0-2 鹿児島
・長野 3-2 群馬
・岐阜 2-1 北九州
・奈良 1-2 松本
・琉球 0-1 福島
3/2開催
・鳥取 1-1 八戸
・栃木SC 1-2 宮崎
・高知 1-2 FC大阪
・讃岐 1-1 金沢
安田が古巣相手に恩返し弾で逆転勝利!
Jリーグでは初対戦の栃木SCと戦うため、栃木県グリーンスタジアムに乗り込んだテゲバジャーロ宮崎。前節はホームで福島ユナイテッドFCと対戦し、先制されながらも逆転してフィニッシュしている。今節も先制こそ許すものの、前節の勢いは健在。試合の大半を宮崎ペースで進めた。
前半6分に先制された宮崎が追い付いたのは前半42分。立て続けに放ったシュートがようやくネットを揺らす。松本雄真のクロスが相手DFに頭ではじかれるが、それを井上怜が胸トラップで受け、体制を崩しながらシュート。勢い足らずGKに阻まれそうなボールを、最後は阿野真拓がスライディングで押し込んだ。阿野は前節でも3点目のダメ押しゴールを決めており、2戦連発で得点したことになる。後半の立ち上がりには、両チームが次々とシュートを放って激しく攻め合う。なかなか点に結び付かない中、後半12分に宮崎が追加点を獲得。ペナルティエリア内で井上から受けたボールを、奥村晃司は後ろに走り込む安田虎士朗にバックパス。安田は位置を変えて右足を振り抜いた。2023年を栃木SCでプレーした安田は、古巣戦での恩返し弾で逆転に成功したのだ。終盤に栃木SCは選手を入れ替えながら勢いを増し、押し込む時間を作る。しかし、宮崎はそんな栃木SCからゴールを守り抜き、1点リードのまま試合を終えた。
同点ゴールを決めた阿野にとって、栃木は地元でもある。そこで結果を残せたことに喜び、「家族や知人が来てくれている中で試合ができました。この栃木県グリーンスタジアムは小学生のときに所属していたサッカークラブで栃木SCの応援に来ていたスタジアムなんです」(参考:Jリーグ公式サイト)とコメントを残した。
激しく競り合うも1-1で勝点を分け合った讃岐と金沢
今季負けなしのカマタマーレ讃岐とツエーゲン金沢の対戦。讃岐は開幕戦で引き分けたものの、前節は奈良に2-0で勝利。金沢は今季初戦となった前節で鹿児島を2-1でくだしており、好調チーム同士の対決となった。
試合開始から球際で激しい戦いが繰り広げられる中、金沢が次第に主導権を握っていく。大山啓輔や畑尾大翔、山本義道、西谷優希、西谷和希が果敢にシュートを打つ。しかし、先制したのは押し込まれていた讃岐だった。前半35分、後藤優介が放ったシュートがセーブされるが、そのこぼれ球を森川裕基が右足でゴールに突き刺した。反撃に出た金沢は、先制されてからわずか7分で追い付く。ロングボールに抜け出したパトリックが、ペナルティエリア内から左足一閃。ゴール右下に決めて、試合を振り出しに戻した。パトリックは前節にも鹿児島相手に得点しており、2戦連続でのゴールを記録する。
後半も勢いが衰えない金沢の猛攻撃が続く。両チームともに選手交代しながら勝ち越し弾を狙うが、得点には繋がらず1-1で引き分けとなった。シュート数は讃岐が5本だったのに対し、金沢はなんと17本。いかに金沢ペースの内容だったのかが伺える。これだけシュート数を上回っていながらドローで終わった金沢には残念な結果だが、そんな金沢からゴールを守り抜いた讃岐の守備が素晴らしかったと言えよう。
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