元Jリーガー横山翔平の挑戦! ~年俸0円の4部リーグから今季はクロアチア1部リーグへ Vol.3~
横山翔平という元Jリーガーをご存じだろうか?2016年にザスパクサツ群馬を契約満了となり、僅かな伝手をたどってクロアチアへ。クロアチア4部のチームに入団し、結果を出し続けると共にカテゴリーも上げ続け、なんと今シーズンからクロアチア1部リーグで戦う予定だ。ここに至るまで、どんな苦悩と喜びがあったのか?ザスパクサツ群馬を退団し、フリーの身となっていた彼にKING GEAR FCのメンバーとして戦ってもらったこともある。元チームメイトでもあるということで、帰国時にざっくばらんに話を聞いた。
Koike Kikuchi
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2019/07/11
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――どんな経緯でクロアチア2部リーグのチームの練習に参加出来ることになったんですか?
Yokoyama:クロアチア4部で点を取っていて知ってもらっていたのと、オーストリア3部での結果を評価されて、ようやく2部の舞台にチャレンジできるところまで来ました。最初に住んでいたネデリッシュの隣の街にあるチームです。
――隣の街まで4部リーグで点を取っていたことが伝わっていたんですね。練習参加の結果は?
Yokoyama:最後のテストマッチで得点することができて、そこで認められて契約を勝ち取りました。2019年の1月くらい頃の話です。
――その2部リーグで得点は出来ましたか?
Yokoyama:リーグ戦では点は取れず、カップ戦で1点取りました。この数ヶ月で試合数が全部で12~3試合ありましたが、5試合くらいしか出れなかったんですよ。
――出れなかった要因は?
Yokoyama:開幕して2週目に練習試合で足首を怪我してしまいました。そのまま1ヶ月くらいは、試合も痛みを我慢してずっと出ていましたが、治らないですし、次第にコンディションも落ちてしまったんです。そこから1ヶ月近くは休んでプレー出来ない状態でした。残りの1ヶ月で復帰して最後の2試合に出た感じです。
――オーストリア3部からクロアチア2部へステップアップして、どんな変化を感じましたか?
Yokoyama:やはりレベルは上がりましたね。足元の技術やフィジカルの強さなど、戦術的な部分でもレベルの高さを感じました。
クロアチア2部はしっかりしたプロリーグでステップアップしているなという実感はありました。みんなサッカーだけで生活して、午前と午後の2部練習があったり、キャンプにも行きました。Jリーグの時の生活に近い形でした。
あとはクロアチア2部は21歳以下の選手を3人試合で使わないといけないんです。センターではなくサイドとか横のポジションをで使う傾向があって、サイドハーフの僕とかぶるのでキツイんですよ。
しかもEU圏外の選手は2人までしか試合に出れないので、より試合に出ることが難しかったです。
――給料はどうでした?
Yokoyama:オーストリア3部よりちょっと上がったくらいですかね。
――今の怪我の状態は?
Yokoyama:もうほぼ痛みもなく大丈夫です。
――そのチームでクロアチア2部リーグを優勝して1部への昇格となりましたね。今季から1部リーグで戦うことになり楽しみですね!
Yokoyama:はい。国を代表する選手たちがいるクラブもありますし、楽しみです。これからチームに合流して、6月下旬から練習が始まる予定です。 (取材時:6月中旬)
――海外に出て学んだことを教えてください。
Yokoyama:海外に出てみて「自分で道を切り拓いていきたい」という気持ちがすごく強くなりました。誰かのひいたレールじゃなくて、これからも自分のやりたいことを、楽しみながら進んでいきたいです!
――ちなみに英語は出来るんですか?
Yokoyama:英語は使わざるを得なくて勝手に覚えました。日常生活は大丈夫です。言葉もそうですが、海外に出て価値観や見えるものが変わりました。
海外では、より人の温かさのようなものには触れさせてもらいました。特にクロアチア4部の時のオーナーには色々な面でサポートして頂いて、今でもお世話になっています。僕の恩人です。
――今後の目標は?
Yokoyama:プロとしてサッカーをやっている以上は日本代表に入りたいという目標はあります。自分にしかできないチャレンジを重ねていきたいです。
今はだんだんと増えてきていますが、やはりJ1で活躍して海外というルートがメジャーですよね。僕のようにJ2で契約が満了して、お金も無いなかで新しいチャレンジをして、ステップアップをしていった例はあまり多くないと思います。
だからこそ更にステップアップして代表とかいろんなチャレンジが出来たら、これから選手を目指す人の刺激や可能性になれますよね。
――最後にご存知の通りKING GEARですのでGEAR(ギア)の話を聞かせてください。 Jリーグでプレーしていた時はどこのスパイクを履いてました?
Yokoyama:アシックスのスパイクです。実は中学の時からアシックスでした。ずっと買っていましたが、ザスパに入って2年目からサプライヤー契約をして頂き、スパイクなどを提供してもらいました。
ザスパを契約満了になったタイミングでその契約も切れてしまいました。最後の年に少し多めにスパイクを頂いていたので、海外ではそれを大事に使っています。
――もうその大事に使っているスパイクも無くなるのでは?
Yokoyama:そうなんですよ。
――スパイクをサプライして頂けるメーカーは是非とも連絡くださいませ!
日本で話を聞いた話はここまでだが、現地にいる横山から最新の話を聞いた。
――6月下旬にクロアチアへ渡り今日までどんな生活をしてきましたか?近況を教えてください。
Yokoyama:ほぼ毎日2部練習を行っています。監督が変わったり、新加入の選手が来たりして、競争も激しくなっています。
先日、ボスニアでのキャンプを終えて、怪我もなくトレーニング出来ているので、試合に絡んで、結果を出していけたらなと思っています。
今週日曜日にアル・アハリと練習試合で、来週の土曜日にリーグが開幕です。開幕戦はリエカとの試合です。
ーー日本から応援しています!また定期的に話を聞かせてくださいね!
(Lên)
写真提供:横山翔平
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――どんな経緯でクロアチア2部リーグのチームの練習に参加出来ることになったんですか?
Yokoyama:クロアチア4部で点を取っていて知ってもらっていたのと、オーストリア3部での結果を評価されて、ようやく2部の舞台にチャレンジできるところまで来ました。最初に住んでいたネデリッシュの隣の街にあるチームです。
――隣の街まで4部リーグで点を取っていたことが伝わっていたんですね。練習参加の結果は?
Yokoyama:最後のテストマッチで得点することができて、そこで認められて契約を勝ち取りました。2019年の1月くらい頃の話です。
――その2部リーグで得点は出来ましたか?
Yokoyama:リーグ戦では点は取れず、カップ戦で1点取りました。この数ヶ月で試合数が全部で12~3試合ありましたが、5試合くらいしか出れなかったんですよ。
――出れなかった要因は?
Yokoyama:開幕して2週目に練習試合で足首を怪我してしまいました。そのまま1ヶ月くらいは、試合も痛みを我慢してずっと出ていましたが、治らないですし、次第にコンディションも落ちてしまったんです。そこから1ヶ月近くは休んでプレー出来ない状態でした。残りの1ヶ月で復帰して最後の2試合に出た感じです。
――オーストリア3部からクロアチア2部へステップアップして、どんな変化を感じましたか?
Yokoyama:やはりレベルは上がりましたね。足元の技術やフィジカルの強さなど、戦術的な部分でもレベルの高さを感じました。
クロアチア2部はしっかりしたプロリーグでステップアップしているなという実感はありました。みんなサッカーだけで生活して、午前と午後の2部練習があったり、キャンプにも行きました。Jリーグの時の生活に近い形でした。
あとはクロアチア2部は21歳以下の選手を3人試合で使わないといけないんです。センターではなくサイドとか横のポジションをで使う傾向があって、サイドハーフの僕とかぶるのでキツイんですよ。
しかもEU圏外の選手は2人までしか試合に出れないので、より試合に出ることが難しかったです。
――給料はどうでした?
Yokoyama:オーストリア3部よりちょっと上がったくらいですかね。
――今の怪我の状態は?
Yokoyama:もうほぼ痛みもなく大丈夫です。
――そのチームでクロアチア2部リーグを優勝して1部への昇格となりましたね。今季から1部リーグで戦うことになり楽しみですね!
Yokoyama:はい。国を代表する選手たちがいるクラブもありますし、楽しみです。これからチームに合流して、6月下旬から練習が始まる予定です。 (取材時:6月中旬)
――海外に出て学んだことを教えてください。
Yokoyama:海外に出てみて「自分で道を切り拓いていきたい」という気持ちがすごく強くなりました。誰かのひいたレールじゃなくて、これからも自分のやりたいことを、楽しみながら進んでいきたいです!
チャレンジすると、失敗や苦労することも多いですが、小さな事にも喜びを感じれるようになりますし、良いことも悪いことも含めて色んな経験をしたら人生の深みが出てくると思いますし。
そして、何より日本から応援のメッセージをくれたり、帰国したときには、いつも面倒みてくれたり、自分をサポートして、支えてくれる人たちのおかげで、今の自分がいることを実感しているので、改めてここで感謝の気持ちを伝えたいです。
――ちなみに英語は出来るんですか?
Yokoyama:英語は使わざるを得なくて勝手に覚えました。日常生活は大丈夫です。言葉もそうですが、海外に出て価値観や見えるものが変わりました。
海外では、より人の温かさのようなものには触れさせてもらいました。特にクロアチア4部の時のオーナーには色々な面でサポートして頂いて、今でもお世話になっています。僕の恩人です。
――今後の目標は?
Yokoyama:プロとしてサッカーをやっている以上は日本代表に入りたいという目標はあります。自分にしかできないチャレンジを重ねていきたいです。
今はだんだんと増えてきていますが、やはりJ1で活躍して海外というルートがメジャーですよね。僕のようにJ2で契約が満了して、お金も無いなかで新しいチャレンジをして、ステップアップをしていった例はあまり多くないと思います。
だからこそ更にステップアップして代表とかいろんなチャレンジが出来たら、これから選手を目指す人の刺激や可能性になれますよね。
――最後にご存知の通りKING GEARですのでGEAR(ギア)の話を聞かせてください。 Jリーグでプレーしていた時はどこのスパイクを履いてました?
Yokoyama:アシックスのスパイクです。実は中学の時からアシックスでした。ずっと買っていましたが、ザスパに入って2年目からサプライヤー契約をして頂き、スパイクなどを提供してもらいました。
ザスパを契約満了になったタイミングでその契約も切れてしまいました。最後の年に少し多めにスパイクを頂いていたので、海外ではそれを大事に使っています。
――もうその大事に使っているスパイクも無くなるのでは?
Yokoyama:そうなんですよ。
――スパイクをサプライして頂けるメーカーは是非とも連絡くださいませ!
日本で話を聞いた話はここまでだが、現地にいる横山から最新の話を聞いた。
――6月下旬にクロアチアへ渡り今日までどんな生活をしてきましたか?近況を教えてください。
Yokoyama:ほぼ毎日2部練習を行っています。監督が変わったり、新加入の選手が来たりして、競争も激しくなっています。
先日、ボスニアでのキャンプを終えて、怪我もなくトレーニング出来ているので、試合に絡んで、結果を出していけたらなと思っています。
今週日曜日にアル・アハリと練習試合で、来週の土曜日にリーグが開幕です。開幕戦はリエカとの試合です。
ーー日本から応援しています!また定期的に話を聞かせてくださいね!
(Lên)
写真提供:横山翔平