Gettyimages 2165732776

元プロサッカー選手の林陵平がJ.リーグ2024シーズンのベストイレブンを発表!

多くのドラマが生まれた2024年のJリーグをトピックごとに徹底レビュー。今回は東京ヴェルディや柏レイソル、水戸ホーリーホックなどのクラブで長年活躍した元プロサッカー選手の林陵平が、今年のベストイレブンを厳選!そのプレーについて解説した。独自の視点で語る貴重なインサイトは、Jリーグファンも必見だ。※メイン画像:出典/Getty Images

Icon %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af 1 キングギア編集部 エンタメ班 | 2025/01/11

今シーズンのベスト11 、 1チーム1人縛りで厳選

林はまずゴールキーパーを紹介。名古屋グランパスのランゲラックを選出した。「ビッグセーブが多かった。退団しますが、ドルトムントから素晴らしい選手が日本に来てその選手がこの長い間、日本でしっかり活躍してくれたのもすごく嬉しいです」と退団するランゲラックに最大の賛辞を送った。

ディフェンスには、ベテラン昌子も選出

次はディフェンスラインについて発表。「かなり玄人好みの渋い人選じゃないかなと思います」と前置きし、「右サイドバックはFC東京の小泉慶、センターバックはFC町田ゼルビアの昌子源・ サンフレッチェ広島の佐々木翔、左サイドバックは東京ヴェルディの翁長聖」を選出。「右サイドバックの小泉はFC東京で基本はボランチなんですけど、右サイドパックで出た時の小泉がまたいいんですよ。ポジション取りがいいので、状況に応じて右サイドバックで中に入ったり外をとったり、個人的には彼のサイドバックはすごく好きです」と小泉について評価。続けて右センターバックの昌子についても話す。

Thumb gettyimages 2156787665
Nguồn/Hình ảnh Getty

「町田ゼルビアで今期入りのとこはあまりコンディション良くないなって感じなんですけど、徐々にやっぱりベテラン昌子が合わせてきてほんとチームの中心となってましたし、精神的支柱になってたから昌子がやっぱりカムバックしてきたなっていうイメージでいい選手だなと思いました」と、ベテラン昌子の存在を称賛していた。そして「広島の佐々木は、安定感がありながら左足のセンターバックとしてビルドアップのとこもそうですし、大事な場面でのセットプレーでのゴールもあります。サイズはそこまでないが跳躍力もあるし、身体能力もあるので本当に素晴らしいセンターバックだなと思います」というのが選出の理由のようだ。左のサイドバックはヴェルディの翁長。この選出に対し林は、「渋い選択。3-4-2-1とウイングバックでのプレイで右も左もできますし、戦術的にいろんなオプションを持たせる選手で、技術もあるし上下動もできるビルドアップも上手く関われるし、クロスもできるし本当に何でもできる選手なのでウイングバック・サイドバックにはもってこいの選手かなと思います」と自らの選出を語った。

田中駿汰、脇坂泰斗、宇佐美貴司らが織りなす魅力的なミッドフィールド

続いてミッドフィルダーは、「中盤の構成はボランチがセレッソ大阪の田中駿汰と川崎フロンターレの脇坂泰斗、トップ下はガンバ大阪の宇佐美貴司、右はヴィッセル神戸の武藤嘉紀、左は柏レイソルのマティウス・サヴィオ」を選出。「田中はスリーバックの真ん中としてのプレーもありますし、今4-3-3でアンカー。サイズあってビルドアップのところに貢献できますし、チームが何を必要としてるかっていうのをすごく理解してる選手ですし、ゲームをコントロールできる選手だと思うのでもっともっと成長できると思う」と期待を寄せた。そして、右のボランチの脇坂については「トップ下がすごく多いんですけど彼を入れざるを得なかったのでこのボランチに入れたんですよ。本当にミスが少ない。止める蹴るがうまい。俯瞰してピッチを見れるような選手なので、これからもパスとかドリブルという姿を見たいですね」と話した。右のウイングには武藤。「ボール入ったら1人じゃ止められない。もう2人3人でも本当にドリブルで運べる選手ですし、違いを作れる選手」と技術の高さとスピードを評価した。

そして、左はマテウス サビオ。「もう柏レイソルでも本当に違いを見せつけてますし、今Jリーグの中でも素晴らしいプレイヤーです。彼に渡せば何でもできる選手なので、彼はもう絶対に入れたい」と語り、なくてはならない存在のようだ。トップ下に選出した宇佐美に対しては、「僕が現役中に一番戦ってうまいなと思ったのは宇佐美。ちょっともう物が違うなって思った選手なので、彼がボール持つたびにスタジアムが湧くような選手だと思う。また今シーズン復活した宇佐美を見れる。非常に嬉しい」と今後の活躍が楽しみなようだ。

フォワードには「彼しかいない」と言わしめた鈴木優磨

Thumb gettyimages 2151258492
Nguồn/Hình ảnh Getty

最後はフォワード。「ラストピース、センターフォワードはこの選手です」と鹿島アントラーズ鈴木優磨を選出した。「彼しかいない。個人的に大好き。日本のベンゼマですよ。ゴールだけではなくてアシストもテクニックもあるし、パスも鋭いとこに出せるし、時間も作れるし、キープ力もあるしでやっぱあの悪童感も彼の特徴だと思う」と、技術の高さや彼の存在自体を絶賛。「けどオンとオフの違いはあると思うので、ピッチに立った時に絶対チームを勝たせてやるみたいなとこはすごくチームにとって必要な部分だと思いますし、彼からあの部分がなくなってしまったら鈴木優磨じゃなくなると思うんでね。本当に見ていて面白い選手だと思う」と大きな期待を寄せているようだった。最後に、「個人的には鈴木と宇佐美の絡み、夢のあるこの2人の競演を見てみたい」とも語っていた。


『Jリーグシーズンレビュー 2024』by DAZN

#4:林陵平が気になったベストイレブン

配信日:2024年12月9日(月)全10回一挙

内容:多くのドラマが生まれた2024年のJリーグ。そんな今シーズンのJリーグを、トピックごとに徹底レビューする特別コンテンツが登場。いまJリーグを最も見ている解説者の1人、林陵平が各テーマについて深掘りし、独自の視点で語る貴重なインサイトはJリーグファン必見だ

※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています