開幕3連戦！日ハム野村の2打席連続ホームラン！西武vs日本ハム3/30第3戦を振り返る

日本ハム・野村、今季初のホームランが飛び出す！

西武は先発ピッチャーとして、エースの髙橋光成選手を起用した。昨シーズンは15試合に登板し防御率3.87を記録した西武の看板投手だ。対する日本ハムは、2024年に同球団復帰を果たしたバーヘイゲン選手を起用。髙橋は、1回表に先頭打者からファーストゴロ、続く2番打者からレフトライトと早々と2アウトを奪い面目躍如たる投球を見せつける。しかし、3番レイエス選手に3塁線ギリギリのロングヒットを打たれ、レフトが2塁送球するもセーフ。2アウト2塁の場面で、4番野村佑希選手が、センターとレフト間を抜けるタイムリー2ベースヒット。レイエスがホームに戻り、日本ハムが初回1点を制した。1回裏の西武の攻撃では、西川愛也選手が盗塁を決め、ノーアウト2・３塁のチャンスを作る。3番ネビン選手の、ライトへの犠牲フライで1点を返しこの回1-1と同点で終える。3回表、2番清宮幸太郎選手がセンターへの痛烈なヒットを放ち1塁へ出塁。続くレイエスもフォアボールで出塁し、1アウト1・2塁とし日本ハムが得点のチャンスを掴む。4番野村が髙橋のサイド高めのストレートをフルスイングでスタンドへ運び、勝ち越しの3ランホームランを決めた。髙橋はその後、投球を乱すことなく次打者を三振、ゴロに抑え3回を終えた。

西武は2打席連続ホームラン！

どうにか反撃の狼煙を上げたい西武は4回裏、2アウトランナー無しの場面で外崎修汰選手が、力強いバッティングを見せた。快音と共に打球は大きく弧を描き、ボールはスタンドの歓声の中へ一直線。外崎の今季第1号となるソロホームランで西武は2点目を獲得した。

4-2日本ハムが2点リードで迎えた5回表。2アウト走者なしの場面で、レイエスがボールをショート方向へ痛打。ショートが捕球のちアウトかと思われたが、ボールがショートの体に当たってしまう。転がるボールは方向を変え、その間にレイエスがナイスランを見せ2塁へ。右中間へと転がる2ベースヒットとなった。

まだ日本ハムの追撃は止まらない。続く4番の野村が、芯を捉えたバッティングでこの試合2打席連続となる2ランホームランをレフトスタンドに叩き込み、6-2と日本ハムが大きくリードを広げた。

守備は万波のファインプレーに、攻撃も好調の日ハム。はたして西武反撃なるか

6回裏、日本ハムは先発のバーヘイゲンから松岡洸希選手にリレーを繋ぐ。西武の打者は西川。ドラフト同期生の戦いとなった。西川は初球をフルスイングし、打球は大きく弧を描きながらファースト、ライトの頭上を超える。しかしライト守備の万波中正選手がフェンスギリギリに高く飛び上がりこれを捕球。万波のファインプレーが光った。その後西武は出塁するも、チャンスを生かせずこの回を終える。

7回表、西武はラミレス選手から3番手の黒木優太選手に投手交代。打者3人をすべて内野ゴロに打ち取り、この回を三者凡退に抑えた。7回裏、日本ハムも松岡からベテラン宮西尚生選手へ投手リレーを繋ぐ。こちらも、内野ゴロや外野フライに抑え、三者凡退となった。

続く8回表では、黒田将矢選手がマウンドに立った。今試合で2打席連続ホームランを打った野村を、鋭い投球で空振りの三振に抑える。しかし、2アウト2塁の場面で、石井一成選手にレフト前ヒットを許し、2塁走者がホームイン。日本ハムは、この回1点を追加し7-2と更にリードを広げた。

しかしここから眠れる獅子の反撃が始まる。8回の裏、1アウト1・2塁のチャンスに4番主砲セデーニョ選手が低めの投球を力強いスイングで掬い上げた。左中間フェンス直撃のタイムリー2ベースヒットで、一挙に2点を追加。その後も、2アウト1・3塁の場面で、キャッチャーのパスボールで進塁。西武は8回に合計3点を追加し、7-5と日本ハムを追う。しかし9回裏、西武は逆転勝利まで一歩及ばず惜しくも敗戦。開幕戦を3連勝で制したのは日本ハムだった。

4月1日からは、西武は楽天と、日本ハムは去年クライマックスシリーズで接戦を繰り広げたソフトバンクとの戦いが新たに幕を開ける。

DAZN『プロ野球ハイライト 西武 VS 日本ハム　3/30』より

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