【解説】陸上女子フィールド種目で日本初!“女子やり投げ”金メダル 北口榛花
女子やり投げの決勝に出場した北口榛花選手は、陸上女子フィールド種目では日本勢にとって史上初となる金メダルを獲得した。1投目に記録した65.80mで最後までトップを守り抜いた。※トップ画像出典/Europa Press via Getty Images
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東京大会から2大会連続でオリンピックの舞台に立った北口選手は、6回の試技の中で最も優れた記録を争う本種目で、予選の1投目では62.58mの好記録を残し、予選グループBで5位、全体では7位の記録で決勝進出を決めた。
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決勝で4番目に登場した北口選手は、1投目でシーズンベストとなる65.80mを記録。決勝進出者12名の中で65m台をマークしたのは北口選手だけで、1投目で早くも首位に立った。北口選手は3投目を終えた時点でもトップをキープすると、上位8名による4投目の投てきに挑むことに。その後も北口選手の記録を抜く選手は現れず、すべての選手が6回目の試技を終えた。その結果、北口選手の1投目がこの日最長記録となり、金メダルを獲得した。陸上競技の女子フィールド種目では日本人初の金メダル獲得の快挙となった。
<五輪での戦績>
予選:7位通過(記録:62.58 m)
決勝:1位(記録:65.80 m)
<Hồ sơ>
1998年3月16日に、北海道旭川市に生まれた北口選手は、幼少期は水泳とバドミントンに取り組み、小学生でバドミントンの全国大会優勝、中学校時代には競泳で全国大会に出場した。陸上競技は高校時代に始め、高校2年次に出場した2014年のインターハイの女子やり投で優勝。2015年に行われた第8回世界ユース選手権では金メダルを獲得した。
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2019年に日本記録を更新し、オリンピック初出場となった東京2020では入賞。翌年の世界陸上2022オレゴンで銅メダルを獲得し、世界陸上の女子やり投種目では初となるメダリストとなった。世界陸上2023ブダペストでは、66.73mの記録で優勝。世界陸上の女子フィールド種目で日本人初の金メダルに輝いた。