阪神タイガースドラフト1位/【伊原陵人(いはらたかと)】NTT西日本
NTT西日本の伊原陵人投手は、阪神タイガースにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely
プロフィール
名前:伊原陵人(いはら・たかと)
ポジション:投手
投打:左投げ左打
出身:奈良県
生年月日:2000年8月7日
身長/体重:170㎝/75kg
経歴:晩成小ー八木中ー智弁学園高校ー大阪商業大ーNTT西日本
選手としての特徴
170㎝と小柄ながらも、スピンの効いた最速149㎞の直球を持つ左腕。スライダー、カットボール、フォーク、カーブといった変化球を織り交ぜながら打者を打ち取っていく。
右打者の内角を突く強気のピッチングも魅力的で、高い奪三振能力も併せ持つ。プロのスカウトからは、ボールの質のよさと身体の使い方を特に評価されている。社会人までは主に先発として活躍していたものの、救援適正もあるとの声も挙がっている。即戦力として活躍を期待したい。
球歴
奈良県橿原市出身の伊原は、晩成小1年生の頃から野球を始める。八木中学校に入学してから頭角を現し、高校野球の名門である智弁学園高校に進学。
高校時代
2年生の春・センバツからベンチ入りを果たし、同年秋にはチームエースの座をつかんだ。秋の近畿大会では8試合中7試合で先発を務め、ベスト8入りに大きく貢献する。トータルで、5完投3完封49奪三振を記録した。翌3年春のセンバツで初めて甲子園の土を踏み、初戦の日大山形戦では5回2失点のピッチングでチームを将来に導いた。3回戦の創成館戦では、9回1死まで無失点の力投を演じている。
3年生で迎えた夏の奈良県大会は、準決勝で強豪・天理高校と対戦し、7回1死まで8点を失う。7-8で惜しくも敗戦し、最後の夏で甲子園出場はかなわなかった。
イラスト/vaguely
大学時代
高校卒業後は、大阪商業大学へと進学する。1年の春から主に救援として活躍し、2年秋に先発へと転向。同シーズンでは3勝、防御率1.01の活躍を見せ、最優秀投手・新人賞を獲得した。
続く3年生春のリーグでは、5勝を挙げて防御率0.28をマーク。初めてベストナインを受賞する。その後も安定した成績を残したが、4年春リーグでの富士大戦で足を負傷。それでも同シーズンでは防御率1.27を記録した。
大学4年間の通算成績はリーグ戦で36試合に登板し、15勝1敗、防御率0.91という驚異的な数字を残す。同年プロ志望届を提出したがドラフトで指名されることはなく、社会人野球のNTT西日本へと進んだ。
社会人
NTT西日本では、1年目から夏の都市対抗野球で活躍。初戦の三菱重工E戦では、1-2で敗れるものの先発して6回2失点8奪三振の快投を見せる。
社会人2年目には中心選手としてチームを牽引。都市対抗野球では防御率4.22と精彩を欠いたものの、球速は148㎞を計測するなどチームのベスト8進出に貢献した。
社会人大会の二大大会では計3試合に登板し、1勝1敗、防御率3.78をマーク。全国レベルの舞台でも大きな存在感を示した。
出場成績
高校時代戦績
智弁学園高校1年(2016年)
夏の奈良大会:優勝
夏の甲子園:2回戦敗退
秋の近畿大会: 準々決勝敗退
智弁学園高校2年(2017年)
春の甲子園:2回戦敗退
夏の奈良大会:準決勝敗退
秋の近畿大会:順々決勝敗退
智弁学園高校3年(2018年)
春の甲子園:3回戦敗退
夏の奈良県大会:準決勝敗退
大阪商業大学時代
2019年春季リーグ戦:1位/4試合(5回2/3)0勝0敗 防御率0.00
2019年秋季リーグ戦:1位/2試合(11回1/3)0勝0敗 防御率0.00
2020年春季リーグ戦:1位/中止
2020年秋季リーグ戦:1位/4試合(5回2/3)3勝1敗 防御率1.01最優秀投手、新人賞
2021年春季リーグ戦:1位/8試合(32回)5勝0敗 防御率0.28 ベストナイン
2021年秋季リーグ戦:2位/5試合(20回)2勝0敗 防御率1.80
2022年春季リーグ戦:1位/5試合(21回1/3)2勝0敗 防御率1.27
2022年秋季リーグ戦:1位/4試合(13回)3勝0敗 防御率1.38
社会人・NTT西日本
2023年都市対抗野球:初戦敗退/1試合(6回)0勝1敗 防御率3.00
2024年都市対抗野球:3回戦敗退/2試合(5回2/3)1勝0敗 防御率4.22
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)