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【パ・最高出塁率】祝二冠の“近藤健介”。誰もが納得する活躍に迫る

2024年のプロ野球は、26年ぶりに横浜DeNAベイスターズが日本一に輝いて幕を下ろし、個人タイトル争いも終盤まで熾烈を極めた。DAZNが配信する「2024 タイトルホルダー」では、投手5部門、打者6部門を受賞した選手にスポットを当て、今シーズンでの活躍をDAZNオリジナル編集でまとめた特別映像で振り返る。今回は、パ・リーグの最高出塁率を獲得した福岡ソフトバンクホークス・近藤健介選手を紹介。※トップ画像出典/Getty Images

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天才との呼び声も高い打撃センス

近藤は2021年のドラフトで横浜高等学校から日本ハムファイターズに入団。2023年シーズンからは、福岡ソフトバンクホークスに移籍した。意外にも入団当初は捕手だった。

優れた打撃センスを買われ、守備の負担が大きい捕手から、内野手を経て外野手へコンバートしている。最高出塁率のタイトルは4度目の受賞。2017年のシーズン以降、出塁率が4割を下回ったことがないという驚きの成績を残している。卓越した打撃センスと選球眼は、天才との呼び声も高い。137安打で首位打者のタイトルも獲得したことに加え、四球もパ・リーグ最多の92を選び、出塁率.439。

パ・リーグでは唯一の3割打者

2024年3月29日、オリックス・バファローズを相手に京セラドーム大阪で迎えた開幕戦。1-1の同点で迎えた2回表、近藤選手はエース宮城大弥投手が投じた2球目、低めのスライダーを打つ。高く上がった打球は、センター・ライト・セカンドの選手が追うも間にポトリと落ちた。その間に近藤はなんと2塁へ到達。これには宮城投手も思わず苦笑いを浮かべた。

そして、4月30日のみずほPayPayドーム福岡での楽天イーグルス戦。8-0と福岡ソフトバンクホークスの大量リードで迎えた6回裏。1塁にランナーを置いて近藤を迎える。吉川雄大投手の5球目、外角低めのストレートを打ってその日4安打と固め打ち。ボールをバットに当てるために左手をバットから離し、右手1本でうまくレフト前へと運んだ技ありのヒットだった。

交流戦へと入り、6月13日の東京ヤクルトとの一戦、相手の先発投手は高橋奎二投手。福岡ソフトバンクホークスは、高橋投手を相手に1回裏早くもチャンスを作る。内野安打と連続フォアボールで1アウト満塁の場面、近藤へ打順が回ってきた。ここでは、近藤の選球眼が光る。2-3のカウントで迎えた6球目、高橋投手の投げた変化球はわずかに内側でボールの判定。近藤は押し出しのフォアボールを選び、貴重な先制点となった。

その後も、際どいボールを見極めたり、球速の遅いカーブをうまく待ってセンター前へ運んだりと、高い打撃センスや選球眼を遺憾なく発揮していく。

極めつけは7月7日の楽天イーグルス戦。3-1と2点ビハインドで迎えた6回裏、2アウト1塁で打順が回ってきた近藤は、見送ればボールという外角低めのスライダーに片手でちょこんと合わせセンター前へ。チャンスメイクすると、続く6番中村晃選手にはタイムリーヒットが生まれる。勢いにのった福岡ソフトバンクホークスはその試合逆転勝利をおさめた。

近藤は2024年シーズン129試合に出場し、打率.314、安打137、本塁打19、打点72、出塁率.439という成績。長打も打てて器用に小技も使える、フォアボールも選べてチャンスメイクもできるとは、手の付けようがないほどの活躍ぶりだ。今のところ通算出塁率.418は、王貞治、落合博満などのレジェンドに次ぐ歴代3位という位置につけている。

さらにMVPも獲得した天才の来シーズンは

2024年シーズンは、首位打者、最高出塁率に加え、プロ13年目にして初となる最優秀選手賞(MVP)も受賞。ファンのみならず、チームメイトからも絶大な信頼を誇る近藤の、来シーズンの活躍が楽しみでしょうがない。

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【パ・リーグ最高出塁率】初の首位打者のタイトルと2冠も獲得!福岡ソフトバンクホークス・近藤健介に迫る

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『2024 タイトルホルダー』【パ・最高出塁率】近藤健介 (ソフトバンク) より
配信日:2024年12月9日(月)
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