"Nuôi dưỡng thất bại" - Kiếm thủ Karin Miyawaki chia sẻ về triết lý của cô về sự cạnh tranh và cách phát triển
オリンピック後の変化、勝負の舞台で磨かれる戦術、そして「いい剣」との出会い──宮脇花綸は、今も自分自身をアップデートし続けている。「同じ負けはしない」そう語る彼女の言葉には、揺るぎない意志と冷静な自己分析が宿る。勝つために必要なのは、経験だけではない。失敗すら糧にする柔軟な心、そして自分だけの“強さ”を育てる覚悟だ。次なるステージに向けて、彼女が見据えるものとは何か。その軌跡と、未来への視線を追う。※トップ画像撮影/松川李香(ヒゲ企画)

次の大舞台へ—アジア大会が見据える新たな挑戦

──今年の大きな大会はありますか?
世界選手権は毎年あるので、今年も7月に開催されます。年間を通して重要な大会ですが、より多くの人に注目されるという意味では、来年のアジア大会が大きな節目になると思います。しかも、日本開催なので、特別な大会になりそうですね。
──今後のスケジュールは?
明日からパリでの合宿があって、その後イタリアで大会があります。2月頃に調整も兼ねて現地に行く予定で、他の選手は1月下旬から入っていますが、私はこれから出発します。
──現在の仕上がり具合は?
正直、微妙ですね(笑)。フェンシングの戦い方を試行錯誤しているところもありますし、オリンピックで“いい剣”を全部使い果たしてしまって、今は新しい剣を育てている最中なんです。
剣は相棒、育てることで強くなる

──剣って「育てる」ものなんですか?
そうなんです。フェンシングの剣は分解できて、剣先の部分と持ち手の部分を交換できるんですよ。剣先の部分は折れやすいので、新しいものに付け替えて使うんですが、最初は“棒”の状態で売られているので、そこから選ぶ必要があります。
ただ、組み上げて実際に使ってみないと、自分にとって本当に良い剣かどうかは分からないんです。最初は微妙でも、使っていくうちにしっくりくる剣もあるし、逆に最初は良さそうでも、実戦で合わないこともある。だから、剣は「出会い」と「育成」が大事ですね。
──剣によってパフォーマンスは変わるんですか?
変わりますね。剣は4〜5本持っていて、なるべく同じように揃えていますが、バランスや感触は1本ずつ違います。
例えば、この剣は左利きの相手に向いている。この剣は右利きの相手に合う。この剣は少し柔らかいから、“振り込み”(剣をしならせて線を知らせる技)がやりやすい。
といった感じで、剣ごとに使い分けています。オリンピックの時は、「1番いい剣」「2番目にいい剣」「左利き用の剣」「予備の剣」という風に揃えていました。
──その剣たちはオリンピックの直前に決めたもの? それとも長く使っていた剣?
長く使っていたものですね。オリンピックに向けて「これはいい剣だ」と思ったものは、試合で折れないように一旦使わずに取っておいて、大会直前に再び投入する、という流れでした。
でも、その剣たちはオリンピックで使い切ってしまって、今はまた新しい剣を育てている最中です。本当に今、「いい剣がない!」っていう状況なので、少しずつ探しながら仕上げていくしかないですね(笑)。
撮影/松川李香(ヒゲ企画)
──剣が結果に直結する割合ってどれくらい?
感覚的には40%くらいですね。やっぱり剣の良し悪しで、ほんの少しのタッチが決まるかどうかが変わってくるんです。「今の剣なら当たってたな…」と思うこともありますし、やっぱり「いい剣」があるかどうかは大事です。
──これまでで最高の剣は?
オリンピックの時に使っていた「左利き用の剣」ですね。剣先の角度が少し左側に曲がっていて、左利きの相手に対してすごく有利でした。特に、相手の背中側に回り込んで突く動きがやりやすくて、オリンピックでは本当にこの剣に助けられました。
──その剣は今も使っていますか?
実は、11月に左利きの相手と試合をする直前に折れてしまって…。それは結構ショックでしたね。その試合も負けてしまいましたし、かなり落ち込みました。
同じ負けはしない—頭脳で挑む勝負の哲学
撮影/松川李香(ヒゲ企画)
──アスリートとして、勝負の世界では勝ち負けが常にあると思います。負けた時の気持ちの切り替え方は変わってきましたか?
負けた時に大事にしているのは、「同じ失敗は繰り返さない」ということですね。
今できる限りのことをして負けるのは仕方ないけど、同じ負け方をしてしまうのは成長にならない。例えば、「同じ戦術にはまって負けた」とか、「気持ちの切り替えができずにズルズル負けた」ということがあると、次は絶対にそれを改善しようと考えます。
違う負け方ならまだいいけど、同じ負け方をするのは嫌なので、そこは常に意識しています。
──宮脇さんって「頭脳派フェンサー」みたいに言われることが多いですよね。勝敗の自己分析など、独自にやっていることはありますか?
対戦相手のメモは、かなりしっかりつけているほうだと思います。相手のストロングポイントや弱点を記録して、次に対戦するときの参考にしています。
──自己分析も含めてメモを取るんですか?
自分自身のやれることは、特にメモを取らなくても覚えているんですけど、大会には予選を含めると200人近くの選手が出場するので、対戦相手の細かい特徴はどうしても忘れてしまうんですよね。一度戦った相手や、次に当たりそうな相手の情報をメモしておくと、試合前の準備がスムーズになります。
──チームメイトとも、そういう情報を共有することはありますか?
はい、よくやります。例えば、予選で当たった相手について「こんなプレースタイルだったよ」とチームメイトに伝えたり、逆に聞いたりします。団体戦のときも「この戦術がいいと思うよ」と話し合ったりして、お互いに情報を共有することが多いですね。
──そういう戦略的なコミュニケーションは、チームとしても大事にしているんですね。
やっぱりチーム戦ならではの心強さがありますし、個人戦でも役立つことが多いので、情報共有はすごく重要だと感じています。
オリンピックの先で見つけた、新しいステージ

──オリンピック以降、メディア出演やイベントなども増えたと思いますが、ご自身の中で「ここが変わったな」と感じることはありますか?
良くも悪くも、あまり変わらないようにしようとは思っていました。オリンピック後の半年間は特別な期間で、メディアにも積極的に出ましたが、それがずっと続くわけではないし、いずれまたフェンシング選手としての生活に100%戻ることは分かっていたので。
でも、他の競技のアスリートと交流ができたことは大きな変化でしたね。パリの大会をきっかけに、今まで繋がりのなかった競技の選手と話す機会が増えました。例えば、アスリートが集まる番組に出たり、イベントで顔を合わせたりする中で、少しずつ知り合いが増えていって。
特に印象に残っているのは、馬術の選手やレスリングの選手、近代五種の選手ですね。馬術の方が話しかけてくださったり、レスリングの選手とは番組などでご一緒する機会が多かったです。
撮影/松川李香(ヒゲ企画)
──ヤクルト「豆乳の力」商品説明会&CM発表会で内田有紀さんとの共演も話題になりましたね。
もともと個人的にファンだったので、すごく嬉しかったです。高校生の自分に「将来、内田さんと一緒にイベントに出るよ」って伝えたら、信じられないだろうなって(笑)。
──実際に会う前に、話す内容とか考えたりしました?
あまり考えすぎず、「とにかく楽しもう!」という感じでしたね。イベントのメインは内田さんだったので、「内田さんに任せておけば大丈夫!」という安心感もありましたし、自然体で話すことを意識しました。
──年始には「格付けチェック」や「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」にも出演されましたね。
お正月の番組に出るというのは、一つの大きな目標や区切りのようなものだったので、それが叶ったのは嬉しかったです。年末も「逃走中」にも出演できて、とても楽しかったですね。
──バラエティ番組への出演は、好きな方ですか?
苦手ではないですね。ただ、芸能界で生きていかなきゃいけないわけではないので、特に「こうしなきゃ」とか「失敗したらどうしよう」とか、そういうプレッシャーはないです。
試合とはまた違う世界なので、そこは気楽に、「楽しめたらいいな」という気持ちでやっています。
宮脇花綸(みやわき・かりん)
1997年2月4日生まれ、東京都出身。三菱電機株式会社所属。姉の影響で5歳からフェンシングを始め、東洋英和中から慶應義塾女子高校に進学。高校1年の時に、太田雄貴選手から具体的目標を立てることの重要性を学び、オリンピックを目指すことを決意した。2013年にはシニアの日本代表チーム入りを果たす。2014年IOC南京ユース五輪で代表に選出され、女子フルーレ個人で銀メダルを獲得。2024年パリ五輪に出場し、パリ五輪ではフェンシング女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した。
Photo:Rika Matsukawa

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