Hoshiko biển găng tay navi Vol.1 "GK găng tay đã không phát triển từ 30 năm trước!"
Găng tay nào dễ sử dụng nhất? Để giải quyết câu hỏi mà bất cứ ai có trong GK, nhóm biên tập King Gear đã thu thập mọi găng tay. Thẩm phán là từ trường trung học Otsu ở Vương quốc GK và Kumamoto, thanh niên 22 tuổi và Aiko Hoshi, người chuyên nghiệp ở Ý. Do có bộ găng tay của mỗi nhà sản xuất, nó sẽ là một kết thúc bất ngờ.
Vàng Daren
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2016/12/20
寒い日だった。何か温まるものが食べたかった男たちは、駅へ向かう商店街の途中でこじんまりとしたおでん屋を見つけると、迷わずに飛び込んだ。
だいこん、がんも、たまご、じゃがいも。そしてもちろん、生ビール。
ひとまず喉を潤し、アツアツのおでんを口にした男たちは、スポーツバッグの中に入っていた品物をおもむろに取り出し、テーブルの上へと並べた。
7対の手袋。
暖をとるための手袋ではない。
それは、動くボールをキャッチするための手袋だった。
――さて、身体もあったまったことですし、グローブ品評会、始めましょうか。テスターになってくれた星子海士君は、熊本県大津高校出身の22歳。この間まで、イタリアでプロを目指していたんですが、いまは日本で所属チームを探している最中です。今日は、大昔にGKをやっていたキングギアの発起人K氏と、とことんキーパーグローブについて語っていただければ、と思います。
星子:よろしくお願いします。
発起人K:よろしく。
――まず星子君、実際に法政二高のグラウンドで7対のグローブを使ってもらったわけですが、いかがでしたか?
星子:正直、どこもあまり変わらないんじゃないかと思ってたんですが、大間違いでした。全然違いました。
――今回使ってもらったのは、ザラーの『カスタム・シェル』、ウールシュポルトの『エルゴノミック・スーパーソフト』、プーマの『エヴォパワー・グリップ1・3 RC』、ナイキの『ヴェイパー・グリップ3』と『ヴェイパー・ジェット3・0』、ロイッシュの『リバルスプロG2ネガティブカット』、アディダスの『エース・トランス・プロ』の7対でした。
星子:ちなみに、なぜこの7対が選ばれたんですか?
――キングギアに協力してくださっているフタバスポーツ大宮店の方に、こういう企画があって…と説明したところ、「じゃ、こんな感じがいいんじゃないですか」とチョイスしてくださいまして。
星子:ああ、だからなんですね。それぞれに明らかな違いがあって、面白かったです。
――じゃ、さっそくインプレッションをお願いしましょうか。まずは『saller(ザラー)』の『カスタム・シェル』から。
星子:まず、申し訳ないんですけど、今日までぼく、ザラーというブランドがあることを知りませんでした。
発起人K:実は俺も。
――ドイツに本社を置くスポーツメーカーです。キーパーグローブだけではなく、スパイクやユニフォームなども作っておりまして、今季はブンデスリーガ2部のアルミニア・ビーレフェルトのユニフォーム・サプライヤーも務めているようです。
発起人K:ビーレフェルト! おお、尾崎加寿夫さんがいたチームだ。あと、鈴木良平さんも。
――星子君、インプレッションをお願いします。
星子:これ、ドイツのメーカーなんだ…。だからなんですかね、正直、日本人の骨格には合っていないんじゃないかって気はしました。少なくとも、ぼくの手にはまったく合わなかった。
――どういうところが?
星子:試着したモデルだけの話なのか、それともメーカー全体の問題なのかはわかりませんけど、この『カスタム・シェル』というモデルに関しては、すべてが大ぶりで、びっくりするぐらいフィット感がないんです。指先も、手首も、ぶかぶかというか、遊びがありすぎて。なんていうんだろ、熊みたいなごっつい手をしているキーパーにとっては最高なのかもしませんけど。だって親指のところとか、ぼくの指だと3本入るぐらいのスペースがあるんですよ(笑)
発起人K:日本人にはなかなかいないよね、そんな手のヒト。
星子:と、思います。これだけ遊びがありすぎると、たとえばフィードするときにもコントロールがきかないし、キャッチするときもブレてファンブルする可能性がある。パーム(注:キャッチする面)のグリップ力は普通にあるんですけど…。デザインは結構インパクトがあって、悪くないんですけどねえ。
発起人K:いきなり辛口ですねぇ。じゃ、どんどん行きましょうか。
――続いてはウールシュポルトの『エルゴノミック・スーパーソフト』をお願いします。
発起人K:俺らの世代だと、GKグローブと言えばウールだったんだけどなあ。あとはロイッシュかハインツェか、緑色の革手袋に赤い卓球のラバーを張ったヤスダ(笑)
星子:ヤスダは知りませんけど(笑)、ぼくらの世代にとっても、GKグローブといえばウールっていうのはありますよ。どんなキーパーであれ、中学か高校かで一度は使うメーカーだと思いますし。なので、はっきりいって今回はガッカリしました。
――え? それはまたどうして。
星子:グリップ力が低いんです。今回試させていただいたモデルの中では、一番下か二番目ぐらい。吸いつく感じはまったくありませんでした。
発起人K:それは意外。昔、ウールはプレーする直前にパームからシールみたいなのをピリッと剥がして使用するAPGってモデルを出してたぐらいなのに。あれって、グリップというより粘着だったから(笑)
星子:だから、ウールがというよりはこのモデルがってことなのかもしれませんけどね。ただ、ぼくの中にあった“ウール=不動のナンバーワン”というイメージは完全に崩れちゃいました。名声やイメージと実際のクオリティが一致しなかったというか。
――つまり、グリップ以外にも不満なところが?
星子:はい。親指の部分の遊びがまた大きいんです。こうなると、親指でグッと抑えることもできない。ザラーの場合、歴史が浅いんで仕方がないなと思うところもあったんですけど、老舗のメーカーでこれはないかなと。
発起人K:ちょっとはめさせてもらっていい?…あ、ほんとだ。でも、GKグローブって、昔からこんな感じだったような気もする。ってことはちょっと待て、サッカースパイクはどんどん進化しているのに、GKグローブは30年前とほとんど変わっていないってことか?
星子:30年前はどうだかわかりませんけど、進化してないっていうのは、ぼくも感じました。昔使った時に感じた不満や物足りない部分が、そのまま放置されちゃっているグローブがすごく多い。スパイクの方がどんどん軽量化されたり、新素材の採用や新しい形状が取り込まれてるのに、GKグローブは旧態依然のままというか。
発起人K:しょせん、11分の1しかいない、パーセンテージにすると10パーセントにも満たないマイノリティだからねえ、キーパーって。パイの大きさも限られてるし、メーカーからしても、そんなに力を入れられるところじゃないのかも。元GKのわたしとしては、非常に悲しいけどね。
(Vol.2へ続く) 12月21日公開予定。
※インプレッションは個人の感想です。
取材協力/法政大学第二高等学校
商品提供/フタバスポーツ
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だいこん、がんも、たまご、じゃがいも。そしてもちろん、生ビール。
ひとまず喉を潤し、アツアツのおでんを口にした男たちは、スポーツバッグの中に入っていた品物をおもむろに取り出し、テーブルの上へと並べた。
7対の手袋。
暖をとるための手袋ではない。
それは、動くボールをキャッチするための手袋だった。
――さて、身体もあったまったことですし、グローブ品評会、始めましょうか。テスターになってくれた星子海士君は、熊本県大津高校出身の22歳。この間まで、イタリアでプロを目指していたんですが、いまは日本で所属チームを探している最中です。今日は、大昔にGKをやっていたキングギアの発起人K氏と、とことんキーパーグローブについて語っていただければ、と思います。
星子:よろしくお願いします。
発起人K:よろしく。
――まず星子君、実際に法政二高のグラウンドで7対のグローブを使ってもらったわけですが、いかがでしたか?
星子:正直、どこもあまり変わらないんじゃないかと思ってたんですが、大間違いでした。全然違いました。
――今回使ってもらったのは、ザラーの『カスタム・シェル』、ウールシュポルトの『エルゴノミック・スーパーソフト』、プーマの『エヴォパワー・グリップ1・3 RC』、ナイキの『ヴェイパー・グリップ3』と『ヴェイパー・ジェット3・0』、ロイッシュの『リバルスプロG2ネガティブカット』、アディダスの『エース・トランス・プロ』の7対でした。
星子:ちなみに、なぜこの7対が選ばれたんですか?
――キングギアに協力してくださっているフタバスポーツ大宮店の方に、こういう企画があって…と説明したところ、「じゃ、こんな感じがいいんじゃないですか」とチョイスしてくださいまして。
星子:ああ、だからなんですね。それぞれに明らかな違いがあって、面白かったです。
――じゃ、さっそくインプレッションをお願いしましょうか。まずは『saller(ザラー)』の『カスタム・シェル』から。
星子:まず、申し訳ないんですけど、今日までぼく、ザラーというブランドがあることを知りませんでした。
発起人K:実は俺も。
――ドイツに本社を置くスポーツメーカーです。キーパーグローブだけではなく、スパイクやユニフォームなども作っておりまして、今季はブンデスリーガ2部のアルミニア・ビーレフェルトのユニフォーム・サプライヤーも務めているようです。
発起人K:ビーレフェルト! おお、尾崎加寿夫さんがいたチームだ。あと、鈴木良平さんも。
――星子君、インプレッションをお願いします。
星子:これ、ドイツのメーカーなんだ…。だからなんですかね、正直、日本人の骨格には合っていないんじゃないかって気はしました。少なくとも、ぼくの手にはまったく合わなかった。
――どういうところが?
星子:試着したモデルだけの話なのか、それともメーカー全体の問題なのかはわかりませんけど、この『カスタム・シェル』というモデルに関しては、すべてが大ぶりで、びっくりするぐらいフィット感がないんです。指先も、手首も、ぶかぶかというか、遊びがありすぎて。なんていうんだろ、熊みたいなごっつい手をしているキーパーにとっては最高なのかもしませんけど。だって親指のところとか、ぼくの指だと3本入るぐらいのスペースがあるんですよ(笑)
発起人K:日本人にはなかなかいないよね、そんな手のヒト。
星子:と、思います。これだけ遊びがありすぎると、たとえばフィードするときにもコントロールがきかないし、キャッチするときもブレてファンブルする可能性がある。パーム(注:キャッチする面)のグリップ力は普通にあるんですけど…。デザインは結構インパクトがあって、悪くないんですけどねえ。
発起人K:いきなり辛口ですねぇ。じゃ、どんどん行きましょうか。
――続いてはウールシュポルトの『エルゴノミック・スーパーソフト』をお願いします。
発起人K:俺らの世代だと、GKグローブと言えばウールだったんだけどなあ。あとはロイッシュかハインツェか、緑色の革手袋に赤い卓球のラバーを張ったヤスダ(笑)
星子:ヤスダは知りませんけど(笑)、ぼくらの世代にとっても、GKグローブといえばウールっていうのはありますよ。どんなキーパーであれ、中学か高校かで一度は使うメーカーだと思いますし。なので、はっきりいって今回はガッカリしました。
――え? それはまたどうして。
星子:グリップ力が低いんです。今回試させていただいたモデルの中では、一番下か二番目ぐらい。吸いつく感じはまったくありませんでした。
発起人K:それは意外。昔、ウールはプレーする直前にパームからシールみたいなのをピリッと剥がして使用するAPGってモデルを出してたぐらいなのに。あれって、グリップというより粘着だったから(笑)
星子:だから、ウールがというよりはこのモデルがってことなのかもしれませんけどね。ただ、ぼくの中にあった“ウール=不動のナンバーワン”というイメージは完全に崩れちゃいました。名声やイメージと実際のクオリティが一致しなかったというか。
――つまり、グリップ以外にも不満なところが?
星子:はい。親指の部分の遊びがまた大きいんです。こうなると、親指でグッと抑えることもできない。ザラーの場合、歴史が浅いんで仕方がないなと思うところもあったんですけど、老舗のメーカーでこれはないかなと。
発起人K:ちょっとはめさせてもらっていい?…あ、ほんとだ。でも、GKグローブって、昔からこんな感じだったような気もする。ってことはちょっと待て、サッカースパイクはどんどん進化しているのに、GKグローブは30年前とほとんど変わっていないってことか?
星子:30年前はどうだかわかりませんけど、進化してないっていうのは、ぼくも感じました。昔使った時に感じた不満や物足りない部分が、そのまま放置されちゃっているグローブがすごく多い。スパイクの方がどんどん軽量化されたり、新素材の採用や新しい形状が取り込まれてるのに、GKグローブは旧態依然のままというか。
発起人K:しょせん、11分の1しかいない、パーセンテージにすると10パーセントにも満たないマイノリティだからねえ、キーパーって。パイの大きさも限られてるし、メーカーからしても、そんなに力を入れられるところじゃないのかも。元GKのわたしとしては、非常に悲しいけどね。
(Vol.2へ続く) 12月21日公開予定。
※インプレッションは個人の感想です。
取材協力/法政大学第二高等学校
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