『ブライトリング』が最高のアフターサービスを提供するワケvol.2「お客様に時計製品の価値を伝えたい」
高級腕時計ブランド『ブライトリング』本社公認の正規メンテナンスの拠点スタジオ・ブライトリングでは、日本で唯一、正規の専用工具及び純正部品を備えメンテナンスを行い、お客様が満足いくアフターサービスを提供している。前回に引き続き、時計技術部マネージャーの林氏に今後の展望などについて熱く語っていただいた。
Hidemi Sakuma
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2018/02/26
<vol.1はこちらから。>
クロノマット ブラックカーボン
――ブライトリング・ジャパンとエアレース世界王者室屋義秀選手
林:ブライトリング・ジャパンではレッドブル・エアレースでの活躍で知られるパイロット、室屋義秀選手を長年サポートさせていただいています。室屋さんはエアショー用にブライトリングカラーのエアロバティック専用機を操縦し、腕時計もブライトリングの「クロノマット ブラックカーボン」を身につけています。
室屋さんは昨年見事世界チャンピオンに輝いたことで、エアレースが日本でも認知され始めてきたのではないかと思います。今後も彼の活躍によってエアレースやエアロバティックがより身近なものになってほしいですね。
室屋さんとイベントでお会いしたときに、「仕事中にどうすれば手が震えないんですか?物事が上手くいかないときに、どうしているんですか?」とか聞かれたことがありましたが、「いや、逆に聞きたいですよ!教えてください!」と思ったことがあります。室屋さんほどの方でも手が震えたりするのかなと思いましたし、われわれの仕事を認めてくださったりもしたので驚きましたね。今年も世界王者を目指しているでしょうし、応援しています。
-ブライトリングで働くきっかけ
林:私が高校生の頃に雑誌に掲載されていたブライトリングの腕時計「オールド・ナビタイマー」に一目惚れをしまして、それが物凄く欲しくなりました。当時の価格で27万円もしまして、高校生の僕には高額過ぎましたし、こんな世界があるのと衝撃を受けました。それから何度かお店に足を運んでいる内に、これは値段の問題じゃなくて買わなきゃいけないなと思い、6年後になってどうにか購入することができました。
その頃は今とは全く違う仕事に就いていたんですが、買ってから少し経過した時に、「ブライトリングを仕事にしたい」と突然思うようになりました。ブライトリングに関われるのであれば、どのようなことでもいいので仕事にしたいということで、この会社に辿り着きましたね。
ブライトリングの職種に何があるのか調べてみますと私にはメンテナンスをするのが向いていると思い、「今の時代に時計修理か?」と親に大反対されましたが、時計の技術者になる夢を実現するために働きながら夜間の専門学校へ進学しました。
私がこれを仕事にしたいと思った頃は電気的な腕時計や家電も多く流行っていましたが、自分の腕に巻きつけて動くブライトリングの腕時計に人間味を感じ、より魅力を味わっていきましたね。
直径3センチ程の腕時計の世界の中に、歯車などの部品が沢山入っていて心臓のようにピクピク鼓動する生き物を作っているみたいで凄く新鮮で面白いと思いました。卒業したら、これを仕事にしたいと思いながら学校に通っていました。そして、たまたま素晴らしい運が重なって希望通りにブライトリング・ジャパン株式会社に入社することができました。
――今後の展望について
林:ブライトリングとしては、レベルの高いメンテナンスができていると思いますが、何よりお客様の満足度を高めていくことが第一目標となります。この20年間くらいで技術者が確実に増え、今では技術スタッフは30人いまして、皆が社内のトレーニングシステムにより完全に独り立ちできる状態にいます。
これからはレベルを高めるというよりもミスをどれだけ減らしていくかという地味な作業を突き詰めていきます。ブライトリング技術部の離職率は驚異的に低いんです。高いモチベーションを維持しながら志を高く抱いている者たちが集まって仕事をしているからだと思いますね。
時計技術者は、あまり人と交流せずにメンテナンスだけに没頭してるというイメージもたれます。ブライトリング・ジャパンの技術者全員が、自分でお客様に時計製品の価値を伝えたいという考えを持っています。技術者はイベントがあれば積極的に参加をしていますし、お客様と接する機会を増やしています。
お客様には、腕時計を宝としてメンテナンスをしながら長きに渡ってご使用をし続けていただけたらと思います。ありがとうございました。 (了)
ブライトリング・アフターサービス
https://www.breitling.co.jp/after_service/
ブライトリング・ジャパン
http://www.breitling.co.jp/
取材協力/ブライトリング・ジャパン
写真提供/ブライトリング・ジャパン
Ảnh phỏng vấn / Hidemi Sakuma
クロノマット ブラックカーボン
――ブライトリング・ジャパンとエアレース世界王者室屋義秀選手
林:ブライトリング・ジャパンではレッドブル・エアレースでの活躍で知られるパイロット、室屋義秀選手を長年サポートさせていただいています。室屋さんはエアショー用にブライトリングカラーのエアロバティック専用機を操縦し、腕時計もブライトリングの「クロノマット ブラックカーボン」を身につけています。
室屋さんは昨年見事世界チャンピオンに輝いたことで、エアレースが日本でも認知され始めてきたのではないかと思います。今後も彼の活躍によってエアレースやエアロバティックがより身近なものになってほしいですね。
室屋さんとイベントでお会いしたときに、「仕事中にどうすれば手が震えないんですか?物事が上手くいかないときに、どうしているんですか?」とか聞かれたことがありましたが、「いや、逆に聞きたいですよ!教えてください!」と思ったことがあります。室屋さんほどの方でも手が震えたりするのかなと思いましたし、われわれの仕事を認めてくださったりもしたので驚きましたね。今年も世界王者を目指しているでしょうし、応援しています。
-ブライトリングで働くきっかけ
林:私が高校生の頃に雑誌に掲載されていたブライトリングの腕時計「オールド・ナビタイマー」に一目惚れをしまして、それが物凄く欲しくなりました。当時の価格で27万円もしまして、高校生の僕には高額過ぎましたし、こんな世界があるのと衝撃を受けました。それから何度かお店に足を運んでいる内に、これは値段の問題じゃなくて買わなきゃいけないなと思い、6年後になってどうにか購入することができました。
その頃は今とは全く違う仕事に就いていたんですが、買ってから少し経過した時に、「ブライトリングを仕事にしたい」と突然思うようになりました。ブライトリングに関われるのであれば、どのようなことでもいいので仕事にしたいということで、この会社に辿り着きましたね。
ブライトリングの職種に何があるのか調べてみますと私にはメンテナンスをするのが向いていると思い、「今の時代に時計修理か?」と親に大反対されましたが、時計の技術者になる夢を実現するために働きながら夜間の専門学校へ進学しました。
私がこれを仕事にしたいと思った頃は電気的な腕時計や家電も多く流行っていましたが、自分の腕に巻きつけて動くブライトリングの腕時計に人間味を感じ、より魅力を味わっていきましたね。
直径3センチ程の腕時計の世界の中に、歯車などの部品が沢山入っていて心臓のようにピクピク鼓動する生き物を作っているみたいで凄く新鮮で面白いと思いました。卒業したら、これを仕事にしたいと思いながら学校に通っていました。そして、たまたま素晴らしい運が重なって希望通りにブライトリング・ジャパン株式会社に入社することができました。
――今後の展望について
林:ブライトリングとしては、レベルの高いメンテナンスができていると思いますが、何よりお客様の満足度を高めていくことが第一目標となります。この20年間くらいで技術者が確実に増え、今では技術スタッフは30人いまして、皆が社内のトレーニングシステムにより完全に独り立ちできる状態にいます。
これからはレベルを高めるというよりもミスをどれだけ減らしていくかという地味な作業を突き詰めていきます。ブライトリング技術部の離職率は驚異的に低いんです。高いモチベーションを維持しながら志を高く抱いている者たちが集まって仕事をしているからだと思いますね。
時計技術者は、あまり人と交流せずにメンテナンスだけに没頭してるというイメージもたれます。ブライトリング・ジャパンの技術者全員が、自分でお客様に時計製品の価値を伝えたいという考えを持っています。技術者はイベントがあれば積極的に参加をしていますし、お客様と接する機会を増やしています。
お客様には、腕時計を宝としてメンテナンスをしながら長きに渡ってご使用をし続けていただけたらと思います。ありがとうございました。 (了)
ブライトリング・アフターサービス
https://www.breitling.co.jp/after_service/
ブライトリング・ジャパン
http://www.breitling.co.jp/
取材協力/ブライトリング・ジャパン
写真提供/ブライトリング・ジャパン
Ảnh phỏng vấn / Hidemi Sakuma