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Điều cần thiết là một “vũ khí lý thuyết” hoàn hảo. Mẹo nâng cao khả năng thuyết phục mà bình luận viên nổi tiếng học được để tiếp tục làm công việc mình yêu thích [Buổi nói chuyện của Tomoya Satosaki, Phần 1]

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA」は5月25日、パシフィックリーグマーケティングと都内でスポーツ業界への転職希望者向けのイベント「パ・リーグ キャリアフォーラム」を開催し、1,424名が来場した。パ・リーグ6球団に加え、Jリーグのヴィッセル神戸や川崎フロンターレ、Bリーグの栃木ブレックスや横浜ビー・コルセアーズ、卓球のTリーグやコナミ、スポナビのワイズ・スポーツなどがブースを出展。 スペシャルトークセッションには元千葉ロッテマリーンズの野球評論家・里崎智也氏が登壇し、DODA編集長の大浦征也氏とビジネスをテーマに対談した。辛口解説でおなじみの里崎氏だからこそ生まれる“ホンネトーク”が終始炸裂。近年の野球界や引退後の活動内容について語っていくと、その考え方や価値観を吸収しようと、会場に集まった転職希望者は熱心に耳を傾けていた。

Biểu tượng 1482131451808Hiệu trưởng Sato | 2018/06/08

凄い選手はどんどんメジャーに行くべき。里崎智也が考える、日本でスターを出し続けるための環境づくり

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大浦:まず最近の野球界について、里崎さんの目から見ていかがですか?

里崎:最近の野球界は“大谷バブル”が起こっています。僕自身、大谷翔平(現・エンジェルス)くんの活躍によってテレビ出演や取材が増えているので、もっと活躍してほしいですね!(笑)

大浦:里崎さんにも影響があるわけですね(笑)。実際、日本代表として世界と戦った里崎さんから見て、大谷の活躍はどう評価しています?

里崎:僕はピッチャーとしてはそこそこ頑張れるかなと思っていたんですけど、野手としては「どこまで試合に出られるのかな」という目で見ていました。でもいざ開幕したら、投打ともに凄いじゃないですか(笑)。

僕も含めて、「予想通りの活躍だ」って言う評論家はいないんじゃないですかね。

ただ、この大谷くんの活躍が、近年、叫ばれている野球人口の減少に歯止めをかけ、底辺拡大やファンを増やしている一番のきっかけになっていると思います。

やはり大谷くんのようなスターが出てくると、子供たちは 「大谷くんみたいになりたい」という夢を持ちますからね。

大浦:そうですよね。でも僕ら野球ファンからすると、日本球界からスター選手がアメリカに行ってしまうのは少し残念だなと思ってしまう部分もあるのですが・・・。

里崎:僕はどんどん(メジャーに)出て行っていいと思いますよ。だって、どうせまた凄い選手が出てきますからね(笑)

例えば、日本ハムではダルビッシュ有(現・カブス)がアメリカに移籍したら大谷くんが出てきて、楽天でも田中将大(現・ヤンキース)がいなくなったら則本昂大がしっかりと穴を埋めている。

その他にも巨人の菅野智之、西武の菊池雄星、ソフトバンクの千賀滉大と、どんどん凄い投手が現れているじゃないですか。

それは何故かというと、レギュラークラスが退団すればその分出場できる選手の枠が空くことになるので、そこから新しいスターが出てくるという好循環が生まれているからです。

それに今年で言えば、上原浩治さんが巨人、青木宣親がヤクルトに復帰するなど、アメリカで活躍した選手が日本に戻ってくることも大きな話題になりますから。向こうに行っても帰ってきても、それでプロ野球界が盛り上がるのであれば、僕はいいことだと思いますね。

自分で自分のことをすれば300万円儲かる!里崎智也が1人で仕事をやり続けるワケ

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大浦:仰る通り、最近はメジャー組の日本球界復帰に関するニュースが多いですよね。それではここからはビジネスの話をしていきたいと思いますが、そもそも里崎さんは今どのようなお仕事をされているんですか?

里崎:自称「何でも屋」です。何でもできちゃうので(笑)

大浦:確かに何でもできちゃってますね(笑)。では、スケジュールが合えば本当に何でもやっているんですか?

里崎:はい。内容が嫌で断った仕事は今まで1つしかありません。

大浦:逆にそれがどんな仕事なのか気になります(笑)

里崎:その仕事は、マラソンです。

大浦:え…素晴らしい仕事だと思うんですけど、何で断ったんですか!?

里崎:お互いのためにならないからです。まず、引退してからほとんど運動をしていないので、絶対に途中でリタイアします。これは自信あります(笑)。

それに加えて僕は膝の半月板がないので、走っても双方にとってメリットがないんですよ。なので、誘ってもらったのは本当にありがたかったんですけど、お断りさせていただきました。

大浦:なるほど。ちなみに本日のイベントは嫌ではありませんでしたか?(笑)

里崎:全然大丈夫ですよ。内容がよく分からない仕事にも行くんですけど、それでも実際にやってみたら楽しかったりするので。

大浦:里崎さんがすごいのは、ご自身で会社を経営されているんですけど、連絡もスケジュール調整も全て自分でされていることだと思います。なので本日のイベントの調整も、里崎さんご本人と直接やり取りをしましたからね。

里崎:スマートフォン1台あれば1人でも仕事はできますからね。それに僕の理屈としては、自分1人で仕事を全てやれば300万円儲かるんですよ。

何故かというと、 1ヶ月25万円の給料で社員を雇うと、1年間で300万円払うわけじゃないですか。やることは多いかもしれないですけど、自分で全てやった方が間違いなく儲かるんです。

大浦:ただ、移動も多い中で仕事を全てこなすというのは大変じゃないですか?

里崎:いえ、その移動している途中で仕事を終わらせているので、そこまで大変ではないんですよ。

例えば、新幹線での移動で2、3時間かかるとすれば、その移動時間でメールのやり取りや原稿チェックをスマホでパパッと済ましてしまうんです。

空き時間でいかに仕事を終わらせられるかが、1人で仕事を続けていくためには重要ですね。

一つひとつの発言には完璧な理論武装をする。好きな「自分のホンネが言える」解説を続けるために

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大浦:里崎さんは、現役中から引退後はビジネスの世界に行こうと決めていたのでしょうか?

里崎:いえ、全く考えていませんでした。現役中に決めていたことは、だた1つ。それは「引退後は仕事をしなくても一生暮らしていけるように貯金をしよう」。これだけです。

引退した後なんて、仕事がどれだけ入ってくるか分からないじゃないですか。そうなった時に困るのは、生活できるかどうかだけなんですよ。

大浦:なるほど。プロの選手は野球一筋でやってこられた方ばかりですもんね。

里崎:そうですね。ただ、野球もそうですけど、生活のために何か仕事をしようというより、好きなことでお金を稼ぎたいというのがあるんです。だから解説でも好き勝手言ってるでしょ?(笑)

大浦:里崎さんと言えば、辛口解説ですもんね(笑)

里崎:そうやって好き勝手言えるのは、先輩がプロ野球界にいない、ということが理由としてあるんですよ。

大浦:どういうことですか?

里崎:僕は徳島の鳴門工業高校(現在の鳴門渦潮高校)出身で、その後は帝京大学を出ているんですけど、母校の先輩がプロ野球界にいないんですよ。後輩はいますが。

加えてロッテのOBで現在コーチをしている人が12球団でほとんどいないんです。

なので解説で言葉に気を遣わないといけないような人がいないので、好き勝手に自分の意見を言うことができる。それが僕の強みでもあるんです。

大浦:誰々がいるから、というしがらみがないというワケですね。

里崎:その通りです。ただ、今はロッテの福浦和也選手には気を遣っていますけどね(笑)

大浦:なるほど(笑)

里崎:福浦さんは僕が2軍にいた時からずっと練習に付き合ってもらったり、食事に連れていってもらったり、自宅にも泊めていただいたりと、公私ともにお世話になった方なんです。

なので福浦さんには、僕が解説する時だけは「しょうもないミスは絶対にしないでくれ!」「僕にそれを言わせないでくれ!」って願っているんです(笑)

大浦:福浦さんは2000本安打までもう少しですからね。では、もし福浦さんが今後コーチや監督になったらどうするんですか?

里崎:その時は福浦さんに「申し訳ないけど、凄いこと言ってしまうかもしれないです。 ただ、俺も仕事だからそれをムカつかないでください」って言いに行きます(笑)

大浦:でも里崎さんのキャラクターだったら許してもらえそうですよね(笑)。今思うと、里崎さんは解説でもTwitterでも迷わず自分の意見をお話しされている印象があるのですが、炎上しませんよね?

里崎:そうですね。確かに思った意見をガンガン言っていますが、「これだったら誰に何を言われようと負けない」という完璧な理論武装をしてからじゃないと発言していないんです。

大浦:しっかり計算してから発言しているんですね。

里崎:はい。ビジネスでプレゼンをする時もそうなんですけど、予測される問答に対応できるように様々な知識を得てから発言しないと、誰も納得してくれません。

僕自身、解説や講演といった話すことを中心に仕事をしているからこそ、一つひとつの発言にはガチガチな理論武装を施してから話すように心掛けているんです。

好きな「自分のホンネを言える」解説を続けるために。


<トークセッション後編はこちら>


Câu / Ảnh / Sato

取材協力/パーソルキャリア