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「勝つことは最高の味わい」東芝BL・リッチー・モウンガが語る強いチーム「ラグビー以外の部分が大事なこともある」

リーグワンの年間表彰式『ジャパンラグビー リーグワン2023-24 アワード』が、27日に東京都内のホテルで開催。今季のMVPには、東芝ブレイブルーパス東京に加入して14季ぶりの優勝に貢献したニュージーランド代表SO、リッチー・モウンガ選手が受賞した。モウンガ選手はセレモニーを終えた後に囲み取材に応じ、今季の戦いぶりや日本ラグビー界の課題などを語ってくれた。※メイン画像:筆者撮影

Biểu tượng fopv vbvqbakaduThiên nga Junichi | 2024/06/10

リッチー・モウンガ選手は、セレモニー終了後に囲み取材に応じ、優勝や受賞の喜びを語った。

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筆者撮影

――決勝での劇的な勝利の末に東芝BLは優勝を勝ち取りました。

モウンガ選手:そうですね。決勝戦は本当に信じられないような試合でしたし、観衆のみなさんにそういった試合を見ていただけたのは本当に嬉しいことです。

 

――リーグワンのいいところと、改善点があれば聞かせてください。

モウンガ選手:クロスボーダーマッチですね。スーパーラグビーのチームと試合をやれること自体は素晴らしいと思いますが、実際に参加するチームにとっては、必ずしもいいことばかりではありません。ラグビーから離れてリフレッシュしたり、身体を休めることも本来は大事な時間なので、 もう少し(スーパーラグビーへの参加期間を)短くしてもいいのかなと思います。


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筆者撮影
――モウンガ選手にとってラグビーとは?

モウンガ選手:ラグビーをするのは仕事ではありますけど、“自分が誰なのか”を示すためのほんの一部のピースにすぎません。ですから試合が終わった瞬間からは、家族や子どもをはじめ、自分の大切な人たちと過ごす時間を大切にしています。

――昨季までプレーしたクルセイダーズと東芝BLとの違いや、苦労された点はありましたか?

モウンガ選手:クルセイダーズは長年に渡り成功を収め続けてきましたが、東芝は長い歴史があるものの、最近はあまり勝てていませんでしたので、(チームや選手の)潜在能力をどのように開花させていくのか。東芝が最高のラグビーをできるようにするにはどうしたらいいかを探る点では苦労がありました。今年に関しては、そのいいバランスを見つけられたかなと思っていますし、来季は今季よりもさらにいいチームになることができると感じています。

 

-優勝した2つのクラブ共通するものはありますか?

モウンガ選手:チームが優勝するときには“ハードワーク”は当然必要ですが、関わるチームに対する人々の強い思いも大切です。

あとは、ラグビーとは全く関係ないところでもお互いのいろいろな共通点を見つけて、一緒に楽しめるグループであることですかね。時には毎日昼食を一緒に食べたり、 コーヒーを飲んだりする時間であったり、チームメイトの出身地や家族のことを知っていったりとか。より深い関係性を築くことでプレーもやりやすくなりますし、ラグビー以外の部分が時にラグビーよりも大事になることもあると感じてます。


ー ーモウンガ選手が日本ラグビーをリスペクトしてくださっている姿が印象に残っています。

モウンガ選手:やはり日本に来る上で、 これまで日本ラグビーの発展に貢献してきた堀江翔太選手(埼玉ワイルドナイツ)やチームメイトのリーチ・マイケル選手のような“ラグビー界のレジェンド”の思いを理解したいと思いましたし、何よりも私自身はラグビーが大好きです。

私自身も若手の頃にリーチさんや堀江さんのような自国のレジェンド選手を目標にして成長しましたし、そういった選手がいるからこそ、ラグビーがどんどん良くなってきたと思います。

 

ーークルセイダーズ時代と今季の優勝に対する考えや捉え方の違いはありますか?


 モウンガ選手:同じですね。 勝つことは本当に最高の味わいですし、それはどこのどのチームでも変わりはありません。何かのためにハードワークークして、自分のゴールを達成した安心感は、もう世界でも本当に最高の感覚の1つです。

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筆者撮影

――チームの優勝に加えてMVPも獲得しました。どのタイトルが一番嬉しいですか?

 

モウンガ選手:もちろんリーグワンで優勝できたことがやっぱり1番嬉しいです。自分のプレーをするのではなく、東芝BLを優勝させるために日本に来ましたから、チームが自分を採用してくれて、目標を達成できたことが嬉しいです。

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筆者撮影

――今季の優勝は東芝BLにどのような変化をもたらしましたか?

 モウンガ選手:クルセイダーズでは連覇の経験がありますが、(東芝BLも)来季はグループをさらに進化させる必要があると思いますし、新たなチャレンジになるでしょう。一度の優勝で満足してしまうのか、次のタイトルを目指すのかはグループ自身にかかっていると思います。