
東京五輪2020 大坂なおみ選手を振り返る
2021年に開催された「東京2020オリンピック競技大会」。東京でのオリンピック開催は1964年の大会以来、57年ぶりの開催であったが、当時の東京オリンピックではテニス競技は行われなかったため、東京では初開催の競技となった。東京の地で熱戦が繰り広げられ、オリンピック史に、そしてテニス史にも新たな歴史が刻まれた。 今回は女子テニスの大坂なおみ選手にスポットを当てる。※トップ画像:出典/Getty Images

開会式のサプライズ
オリンピック開会式の聖火リレーは見所の一つだろう。SNSなどネット上でも聖火リレーの最終走者の予想をしている人が多く見られた。
東京オリンピック開会式の聖火リレーで最終走者に選ばれたのは、女子テニスの日本代表 大坂なおみ選手。出場する選手が最終走者に選ばれるのは異例であり、また翌日から始まる競技の出場者であることも異例であった。金曜日の夜に開会式が行われ、試合は日曜日に変更。大坂なおみ選手はオリンピック聖火台に点火する初のテニスプレイヤーとなった。
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ゲームを振り返る
東京オリンピックの女子テニスは初戦から番狂せが起こっていた。当時世界ランキング1位 アシュリー・バーティ選手がシングルスで初戦敗退。大坂なおみ選手は、当時世界ランキング2位、第2シードとして出場していた。
第1ラウンド vs鄭賽賽(中国)
2021年5月の全仏1回戦以来の復帰戦であった大坂なおみ選手。ベースライン辺りから錦織圭選手のエアケイを彷彿させるような強烈なバックハンドを相手のバックサイドのショートクロスへ。強烈なサーブでサービスエース、強烈なスマッシュショットも印象的だった。2021年5月の全仏オープンをメンタルヘルスのため休息をとる必要があると途中棄権、ウィンブルドン選手権も棄権しており、この大会が復帰戦であった。自身のサービスゲームを安定して守り、とても落ち着いてプレーしているように思えた。結果は2-0(6-1,6-4)で快勝。3回戦進出を決めた。
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第2ラウンド vs ベロニカ・ゴルビッチ(スイス)
第1セットでは互いにサービスゲームをキープし合う接戦が続いたが、大坂なおみ選手が強烈なサーブと攻撃的なプレースタイルが印象的だった。サービスゲームでの安定感が相手選手にプレッシャーを与えたのではないかと考える。またフォアハンドの強打やバックハンドのクロスショットが相手のリズムを崩すきっかけになったと考える。第2ラウンドは65分という早さで快勝。結果は2-0(6-3,6-2)
第3ラウンド vs マルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)
第一セット 1ゲーム目の2ポイント目。強烈なフォアハンドを相手がバックボレーでカット。その球を前に走りながら取りクロスに返し決めた。1-5で迎えた7ゲーム目。相手のマッチポイントでバックハンドをストレートに打ち白帯にはじれ浮いたボールは相手のコートに落ちることはなかった。第二セット目はショートクロスのショット、ボレーショット、ラリーが続いてる中での高め球も、全て落ち着いて決めている印象があった。第二セット目は第一セット目よりも、着実にポイントを重ねていっている印象があった。しかし今までの2試合と比べると自身のリズムを作れなかったのか単純ミスも重ねていた印象。結果は0−2(1-6,4-6)。
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Naomi Style
み込みヘアスタイルにナイキとコラボの迷彩柄のTシャツ、黒のレギンスに鮮やかなオレンジのシューズ。青色のコートにとても映えていた。試合ではナイキの赤のサンバイザーとウェアにオレンジのシューズ。赤と白のシュシュや赤のリスト
バンドに白のタグ・ホイヤーの腕時計など、日本を感じさせる配色のコーディネートだった。ピアスとネックレスはルイ・ヴィトンを着用。テニス
×ファッションを楽しみながらプレーをする姿は観客を楽しませる。そしてテニスの自由さを感じ
させられる。プレーとオシャレを楽しむ姿に注目である。
前に進み続ける大坂なおみ
もうすぐ開幕されるパリオリンピックでは、女子シングルスの日本代表として出場する。東京オリンピックとパリオリンピックでどの様な変化が見られるのか。会場でいえば、東京オリンピックではハードコートに対しパリオリンピックではクレーコートで行われる。コートの種類が違うため、また違ったプレーの展開が見られるのではないだろうか。また大坂なおみ選手自身、この3年の間に出産・子育ても経験している。過去にSNSで子どもの存在が私の究極なモチベーションであり、偉大なことを達成したいと思わせてくれ、母親でありつつ夢を追い求める自分を誇りに思うと発信していた。過去には自身のメンタルヘルスについても発言し、スポーツ界におけるのメンタルヘルスの重要性、「メンタルヘルス」そのものについて考えるきっかけを作った。
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私はテニスのプレーだけでなく、様々な面において彼女自身が問題を定義し前に進んでいく姿が好きだ。大坂なおみの「テニス」は練習の積み重ねだけでなく、テニス以外の様々な要素が彼女の「テニス」を作り上げていると思う。
日本代表として、テニスプレイヤーとして、様々なプレッシャーもあると思うが、大坂なおみ選手らしくプレーを楽しんでほしい。

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