オリックスバファローズドラフト2位/【寺西成騎(てらにしなるき)】日本体育大
日本体育大の寺西成騎投手は、オリックスバファローズにドラフト2位で指名された。 ※イラスト/vaguely
プロフィール
名前:寺西成騎(てらにしなるき)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
出身:石川県
生年月日:2002年10月18日
身長/体重:186㎝/85kg
経歴:浜小(根上学童野球クラブ)ー根上中ー星稜高校ー日本体育大学
選手としての特徴
186㎝85㎏という恵まれた体格から投げ込まれる最速153km/hのストレートが武器の長身右腕。バランスのよいフォームから、カーブ、スライダー、カットボール、フォークなど多彩な変化球を操り、絶妙な投球術で打者を打ち取っていく。
制球力にも定評があり、安定感のあるピッチングで大学のリーグ戦でも勝利を積み重ねていった。大学3年春にリーグ戦初登板を果たすという遅咲きの選手ながら、そのシーズンでは5勝を挙げる活躍で首都大学リーグのMVPを獲得している。活躍が認められ、侍ジャパン大学代表候補にも選出され、強化合宿に参加。国際大会にも出場した。
高校時代からストレートは140㎞/h後半を記録するなど注目の選手だったが、怪我に泣かされコンスタントな活躍ができなかった。しかし、その美しいフォームから投じられるキレのあるボールは誰もが認めるところで、コンディションさえ上向けばプロでも活躍できるはず。将来は日本を背負って立つエース候補としてのポテンシャルも感じられる。
球歴
石川県能美市で生まれた寺西は、能美市立浜小学校3年生の時に根上学童野球クラブに所属して野球を始める。進学した根上中では軟式野球部に所属し、3年時には全国大会に出場。さらに、U-15日本代表に選出され、アジア選手権では見事優勝を果たした。
星稜高校での活躍
高校は、地元石川の名門星稜高校に進み、1年生の春からベンチ入りする。北信越大会2回戦の関根戦では、初登板ながら5回無失点6奪三振に抑える好投を見せて、7回コールド勝ちに大きく貢献した。夏の石川県大会は救援として1試合の登板にとどまったものの、チームは優勝し甲子園出場を果たした。
甲子園では、1回戦の藤蔭高校戦で9回のマウンドに立ち、1回を無失点で抑えた。続く2回戦の済美高校戦でも8回裏から登板したが、1回持たず2/3で2点を失った。
2年生になると、奥川恭伸投手(東京ヤクルトスワローズ)の活躍もあり、春夏連続で甲子園に出場。夏の甲子園では、立命館宇治高校戦でリリーフ登板するも、3点を失いKOされてしまう。
新チームとなった同年秋からはエースとしての活躍が期待されていたが、怪我の影響で登板機会はほとんどなし。さらに、新型コロナウイルスの影響で春・夏の甲子園が中止になってしまう。県で行われた独自大会にも、怪我の影響で不出場となった。
日本体育大学での活躍
大学は日本体育大学へと進んだ。高校時代の怪我の影響から、1、2年生では登板なし。しかし、辻孟彦投手コーチから、1,2年は投げなくてよいと助言を受けていたため、焦ることなくトレーニングを続けることができた。
そして迎えた大学3年生の春、ついに登板機会が訪れる。初戦の武蔵大学戦から圧巻のピッチングを見せ、リーグ戦終了時には6試合を投げて5勝0敗、防御率0.31という驚異的な数字を残していた。30回近く投げて、与えた失点はわずかに1。このシーズンでは、文句なしのMVP&最優秀投手を受賞した。
同年秋のリーグ戦では自己最速の153㎞/hをマーク。活躍が認められ、大学代表候補合宿のメンバーに選出される。4年夏にはプラハ大会とハーレム大会に出場し、1勝を挙げた。
全国大会には3年時春の大学選手権と、同年秋の明治神宮大会に出場している。首都大学リーグ通算成績は19試合に登板し、9勝4敗、防御率は2.14だった。
出場成績
侍ジャパンの主な戦績・個人成績
2024年
第43回 プラハベースボールウィーク:優勝(1試合(5回)防御率5.40)
ハーレムベースボールウィーク:優勝(1試合(6回)防御率1.50)
星稜高校での成績
2018年夏の石川大会:準決勝敗退
2018年夏の甲子園大会:2回戦敗退
2018年秋の石川大会:優勝
2018年秋の北信越大会:優勝
2019年春の甲子園大会:2回戦敗退
2019年春の石川大会:優勝
2019年春の北信越大会:優勝
2019年夏の石川大会:優勝
2019年夏の甲子園大会:準優勝
2019年秋の石川大会:優勝
2019年秋の北信越大会:優勝
2020年春の石川大会:中止
2020年春の甲子園大会:中止
2020年夏の石川大会:準優勝
日本体育大学での成績
2021年春季リーグ戦:4位(登板なし)
2021年秋季リーグ戦:3位(登板なし)
2022年春季リーグ戦:2位(登板なし)
2022年秋季リーグ戦:1位(登板なし)
2023年春季リーグ戦:1位(6試合(29回1/3)/5勝0敗/防御率0.31)
2023年秋季リーグ戦:1位(6試合(31回)/2勝2敗/防御率2.61)
2024年春季リーグ戦:5位(3試合(12回)/1勝0敗/防御率1.50)
2024年秋季リーグ戦:1位(4試合(20回1/3)/1勝2敗/防御率4.43)
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)