千葉ロッテマリーンズドラフト4位/【坂井遼(さかいはる)】関東第一高校
千葉ロッテマリーンズはドラフト4位で関東第一高校の坂井遼を指名した。※イラスト/vaguely
プロフィール
名前:坂井遼(さかいはる)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
出身:千葉県
生年月日:2006年5月8日
身長/体重:178cm/78kg
経歴:富里市立富里小学校(富里リトルスターズ)ー富里市立富里中学校(江戸川南ボーイズ)ー関東第一高等学校
選手としての特徴
最速151kmの速球と縦横のスライダーやフォークボールなどの変化球を交えながら三振を量産する右腕で、甲子園に2度出場し、2024年の夏にはチームを準優勝に導いた。高校入学後に外野手から投手に転向したばかりだが、2024年はそれを微塵も感じさせない成長を見せ、U18日本代表にも選出された。
球歴
千葉県富里市生まれの坂井は小学5年生の時に富里リトルスターズで投手兼外野手として軟式野球を始めると、富里中学校に進学後は、千葉県八街市にグラウンドがある江戸川南ボーイズに加入して外野手としてプレー。高校は甲子園の出場常連校でもある関東第一高等学校に進学した。
※イラスト/vaguely
関東第一高校での活躍
2022年に関東第一高校に入学した坂井は、1年生の秋に投手に転向。ベンチ入りを果たすことはできたものの、当初はコントロールに苦しんだ。その後学年が上がり、2023年夏の東京大会でデビューした坂井は、3試合に登板して5回1/3を投げて8奪三振、防御率1.69の成績を残すも、チームは5回戦で日本大学附属豊山高校に敗れて、甲子園出場はならなかった。続く秋の都大会に挑む新チームでは、坂井が先発の軸として躍動。8試合のうち5試合に登板し、計38回2/3を投げて36奪三振、防1.63の成績で大会優勝に導いた。
準決勝の早稲田実業高校、決勝で創価高校を下して明治神宮野球大会出場を決めたチームは、初の4強に進出。2連覇中の桐蔭高校を下して勝利を収めるなど、坂井は救援で3試合に登板し、打ち込まれる場面も見られたが、大会を通じてみると、その後に向けて手応えを感じさせる内容に。2024年の春には、センバツ甲子園に出場。坂井は初戦の八戸学院光星高校戦で、1対1で迎えた8回から登板したが、4回を投げて自責点1ながらも4失点。力投も空しく、タイブレークの末にチームも敗れた。
最高学年で迎えた2024年の夏は、坂井にとって転機となるシーズンとなった。東京大会予選ではリリーフとして起用され、5試合17回を投げて防2.65の力投を見せて、春夏連続の甲子園出場を成し遂げると、本大会では151kmにまで伸ばしたストレートと変化球のコンビネーションを武器に、スコアボードにゼロを並べた。北陸高校、明徳義塾、東海大附属相模、神村学園といった屈指の強豪から坂井がアウトの山を築くと、その勢いに押されるかのようにチームは決勝に進出。最後は初優勝を目指す京都国際高校の前にタイブレークで敗れたが、その名前を広く知られることとなった。なお、坂井が2024年の夏大会で達成した救援で5試合以上に登板した投手の防御率0・00は大会史上初のことである。
U-18日本代表での活躍
2024年8月にはU-18日本代表に選出され、第13回BFA U18アジア選手権に出場し、3試合に登板し準優勝に貢献した。
出場成績
高校時代の成績
2024年春の甲子園:1試合 0勝1敗 4回 被安打3 奪三振2 防御率2.25
夏の甲子園(地区予選):5試合 17回 被安打12 奪三振19 防御率2.65
夏の甲子園:6試合 22回2/3 防御率0.40
第13回BFA U18アジア選手権:3試合 4回 被安打3 奪三振7 防御率2.25
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)