
「噛み締めたい」ドジャース佐々木が繰り返した言葉を英語にすると?
2025年3月19日、東京ドームで開催されたロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス戦で、佐々木朗希選手がメジャーリーグデビューを果たした。日本のファンの前で投げる特別な試合。試合後の彼の言葉を一緒に見ていこう。※イラスト/vaguely

インタビュアーから「日本で投げることを楽しみにしていましたか?」と聞かれると、佐々木選手は
「緊張もあったんですけど、なかなかない機会をしっかりと噛み締めたいと思いました」
と答えた。また、「メジャーの開幕、日本に戻っての試合は緊張しましたか?」という問いには、「集中しながらこの舞台を噛み締めて投げることができた」とコメントした。この日、佐々木選手は「噛み締める」という言葉を繰り返した。「噛み締める」という言葉には、「その瞬間を深く感じ取る」「味わいながら受け止める」という意味が込められている。ちなみに、本当に“歯で噛む”を意味する場合の「噛む」であれば、「chew」だ。

一言でシンプルに表したい!意味に合わせて転換してみる
そんな場合はembraceという単語がしっくりくるだろうか。
"embrace" の意味は、「受け入れる」「抱きしめる」「受け止める」などを意味する。これを活用すると、
embrace this moment
この瞬間を噛み締める、とても大切に思う
という表現になる。なるほど、確かにシンプルに表せる。
しかし文脈によって「噛み締める」という表現は多岐に渡るのだ。たくさん表現がある、というよりは過去の経験から「あ、この表現使えるな」という発見につながるわけだ。
「“feel this moment”」も「噛みしめたい」になる
筆者がバレーボールチームで通訳をしていた時、外国人のコーチが試合前のロッカールームで選手に「Feel this moment.」と伝えたことがあった。当時は咄嗟にどう訳せばいいか分からず、「この試合を楽しんで」と訳した記憶がある。それも決して間違いではなかっただろう。
しかし今、佐々木選手のこのインタビューを聞いてふと、“feel this moment”もこの日本語訳に当てはまる場面があるのではないかと思った。
その他にも、
take in this moment
(take in= 自分の中に取り入れ、理解を深める、噛み締める)
living in this moment
(この瞬間を生きる)
なども当てはまるだろう。
これまでも繰り返し伝えているが、「この日本語にはこの英語が正解だ!」というものが無い表現がたくさんある。英語に限らず、他の言語でもそうだ。
文脈や場面から、どの言葉が一番しっくり来るのか、噛み砕いて考えてみることで、英語の表現の幅が広がるだろう。
*Thông tin trong bài viết này có giá trị cập nhật tại thời điểm xuất bản.

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