
カブス・今永にチームメイトから質問殺到!?スポーツ通訳が苦戦する“海の生き物”に関する単語とは
瞬間最高視聴率30%超えを記録したドジャースvsカブスのMLB開幕戦『MLB Tokyo Series presented by Guggenheim』。結果はドジャースが2連勝となったが、その試合に多く人が惹きつけられた。さて今回はそんな開幕戦の前に日本で開催されたしたシカゴ・カブス記者会見の今永昇太選手のエピソードから。12日に日本に到着したチームメンバーは今永選手主導で13日に法被をきて神田明神にお参りし、チームのパーティーでは「マグロの解体」や「剣術の見学」など日本文化に触れた。チームメイトたちはとても興味を持って喜んでいたそう。日本らしいパフォーマンスが盛りだくさんで、カウンセル監督も「『絆』という言葉を意識させられるが、昨日のパーティーでより一層深まったと感じている」と絶賛していた。

さて今回のテーマはそんな日本らしいパフォーマンスに上がっていた「マグロの解体」から、魚の名前の難しさだ。
「マグロ」は「Tuna」、サーモンは「Salmon」
この仕事をしていて筆者が苦戦するのは魚の名前だ。「マグロ」は「Tuna」、サーモンはそのまま「Salmon」。これくらいは英語が苦手な人でも知っているだろう。
苦戦した経験を少しお話しすると、筆者がバレーボールのチーム通訳をしていた時のことだ。当時は、週1回必ず選手とお寿司を食べに行くことがルーティーンだった。訪れる店は回転寿司店が多く、寿司、つまり「魚」がレーンに乗って流れてくるわけだ。その「魚」を見て、選手に「この魚は何?」といちいち聞かれたが、魚に詳しくない私はその場でスマホで調べて「Yellowtail(ブリ)だよ」とか、「Bonito(カツオ)だよ」と教えていた。そうここまではいい。
ややこしいのが出世魚だ。ブリを食べた後、ハマチが流れてきた。予想通り「これは何?」と聞かれてすぐに調べたが“Yellowtail”と出てきた。「これじゃあ、ブリと一緒じゃないか!」と思い、咄嗟に「Yellowtail's younger brother」と言ったら、どうやらニュアンスは伝わったようで納得していた(笑)。
そのルーティーンを過ごすうちに、「サバ(Mackerel)」や「穴子(conger eel)」など、あまり馴染みがなかった魚の英語名も覚えられた。
正しいから“伝わる”とは限らない
では「正しい魚」の名前を伝えれば「伝わるのか」ー必ずしもそうではない。その理由はおそらく食文化にあるだろう。海外の方は、普段はあまり魚を食べないという人も珍しくない。
以前、生魚は苦手という選手が「せっかく日本に来たから、生魚にトライしたい!」となり、海鮮丼を食べに行った。「この魚何?」とお決まりの質問が飛んできたが、「Yellowtailだよ」と言っても「Yellowtailって何?魚の名前分からない」と言われてしまった。
「分からないなら聞かないで…これ以上説明できない!」と心の中で思ったし、事実いろいろ思考を巡らせたが、結局納得できるような説明ができず…最終的に「Just try it!!」で済ませてしまったことがあった。我ながらなかなか強引である。
当時の対応に引っ掛かりを感じていただが、その解決策につい先日出合えた。それは自転車ロードレース観戦のためにオーストラリアを訪れたときのこと。知人とフィッシュ&チップスを食べにいったのだが、その注文の際だ。揚げてもらう魚の種類を選べたのだが、メニューに書かれている魚の英語名がさっぱり分からない。
Barramundi
Hake
Snapper
King George Whiting
云々うなりながらお手上げだと思い、「これって何の魚?」と知人に聞くと、こんな風に説明してくれた。
「全部白身の魚。Snapperはタイで、日本だとタイって高級なものだけど、こっちにあるこの種類はリーズナブルに食べられるよ。King Geoerge Whitingはキスで、この中で一番値段が高いってことは良い魚とされている(おいしい)ってことかなぁ。長い魚だよ。」
まさに“目から鱗”、なんて簡潔でわかりやすい説明だろう!妙に腹落ちしたのだ。
なるほど、相手が魚の名前を知らなければ、こういう風に説明すれば良いのか。ただ単に名前を訳すのではなく、それがどういった魚なのか、値段、見た目など、さまざまな方向から情報を入れてあげると良い。
たしかに実践で使うことは少ないかもしれないが、カブスのカウンセル監督のコメントにもある『絆』を深めるための交流では、「魚」を含む食文化に関連したコミュニケーションに出合うことも多くなる。日々のコミュニケーションから自分のスキルもブラッシュアップしていかなくてはいけないと改めて感じた経験だった。
きっと今永選手もパーティーを含め、日本滞在中の食事の席では「これ何?」とチームメイト達から質問攻めに合っていたことだろう。でも彼ならユーモアたっぷりに粋な解説をしていたのかもしれない。
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