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Spike chiến đấu với thế giới của U-20 World Cup Warrior Vol.6 【Game Report】 ~ Nhật Bản VS Nam Phi, Nhật Bản VS Uruguay ~

5月20日に開幕したU-20W杯。グループリーグではそれぞれの国が3試合を行い、明暗がくっきりと分かれた。 10年ぶりの出場となった内山篤監督率いるU-20日本代表は、南アフリカ、ウルグアイ、イタリアという、他のグループを見ても最も厳しいグループに入った。 ここではグループリーグの3試合を振り返り、3試合通じての全21選手についての短評と、スパイクコメントを掲載して行く。

Biểu tượng img 6776Takuto Ando | 2017/05/26
グループリーグ第1戦・U-20日本代表2−1U-20南アフリカ代表

立ち上がりは南アフリカがアンカーのタボ・セレを中心に、サイドやDFラインの裏を狙ってボールを散らして行くと、日本の守備組織がばたつき、簡単に裏を取られて入れ替わられたりと、ピンチを招いた。

7分には中盤で簡単にワンツーを許し、DFラインの裏にループパスを通される。これを受けたMFグランド・マージマンのシュートは、GK小島亨介がコースを切っていたが、シュートブロックに飛び込んだDF冨安健洋の足に当たって、ゴールに突き刺さってしまった。

不運なオウンゴールで先に失点を喫すると、そこから南アフリカは攻め手を強めて来た。

だが、ここで光ったのがMF堂安律の献身的な守備だった。堂安は右サイドハーフだが、DFラインやボランチ脇のスペース、時には中央のスペースを埋めるべく、足を止めること無く動き続けた。

彼の守備が徐々に南アフリカのミスを誘うようになり、日本がいい状態でボールを持てるようになった。すると日本の連動性の高い攻撃が効力を発揮するようになった。

後半開始早々の48分、左サイドで高い位置をとったDF舩木翔から、ペナルティーエリア内左に抜け出したFW岩崎悠人にスルーパスが届く。これを岩崎がライナーでニアに送り込むと、そこにいたのはFW小川航基。


小川のシュートはDFに当たり、スピードが落ちたが、GKが搔き出す前にギリギリでゴールラインを越え、日本がエースストライカーのゴールで同点に追いついた。

これで完全に勢いを取り戻した日本は、59分にMF三好康児に代えてFW久保建英を、68分に岩崎に代えてMF遠藤渓太を投入。攻撃のカードを立て続けに切って、攻め手を強めて行く。

すると72分には、左サイドでボールを受けた遠藤がカットインから、中央のスペースに潜り込んだ堂安へクサビのパス。これを堂安がダイレクトでペナルティーエリア左のスペースに抜け出した久保に展開。久保もファーサイドの小川を見ながらも、ダイレクトで走り込んで来た堂安へマイナスの折り返し。これを堂安がダイレクトで逆サイドネットに突き刺し、ついに逆転に成功をした。

俄然勢いに乗る日本は、78分に遠藤が強烈なシュート、88分にはボランチの板倉滉がヘッドで狙うが、いずれもGKに阻まれた。
最後は完全に主導権を握り切った日本が、南アフリカを2−1の逆転勝利で下し、初戦をこの上ない形で白星発進を果たした。
 
グループリーグ第2戦・U-20日本代表0−2U-20ウルグアイ代表

初戦でイタリアと死闘を演じ、1−0の勝利を収めたウルグアイは、実力的には今大会の優勝候補の一角であった。ナンバー10を背負うFWロドリゴ・アマラウは、イタリア戦での負傷のためベンチだったが、MFロドリゴ・ベンタンクール、FWニコラス・デラクルス、ニコラス・スキアパカッセといった、ヨーロッパのスカウト達も注目する選手達が揃ってスタメンで出場。

まさに世界の強国を相手に、日本はこれ以上無い、試合の入りを見せた。開始早々の2分に舩木のパスを受けた堂安がダイレクトスルーパス。小川が抜け出すが、僅かに合わなかった。

5分には三好と小川のワンツーから、三好のラストパスを左サイドの舩木が受けて、ニアへクロスを送り込むが、これはGKの好判断に阻まれた。8分には舩木の左からのグラウンダーのクロスを、ニアで小川が合わせるが、DFがブロック。9分には市丸の浮き球のパスを岩崎が狙うが枠の外。

開始15分までは完全に日本ペースだった。
しかし、18分にチームを揺るがす悪夢が訪れる。


小川が相手との球際の攻防の際の着地で、左膝をひねり、そのまま倒れ込んでしまった。トレーナーが駆け寄り、様子を見るが、起き上がれず。ピッチ外まで担架で運ばれ、トレーナーからは×のジェスチャーが。担架に乗せられたまま、ロッカーに下がってしまった。

最高の立ち上がりでのエースの負傷離脱。この時点で大けがであることは明白だっただけに、ピッチ上の選手達は動揺を隠せなかった。小川に代わって、久保が急遽投入されるが、徐々に流れはウルグアイへ。

38分にはCBからのロングパスを、右サイドでDFジョゼ・ルイス・ロドリゲスに通され、ロドリゲスの突破から、最後はFWスキアパカッセが冷静に蹴り込んで、先制点を許してしまった。

苦しい展開となった日本だったが、後半に入ると、再びチャンスを作り出した。54分、市丸のインターセプトから、そのまま縦に仕掛けてGKと1対1になると、ループシュートを狙うが、GKが手に当てる。後ろに浮いたボールに久保が反応し、ヘッドで狙うが、力なくバーの上を越えて行った。


58分には久保が左から2人をドリブルでかわして、強烈なシュート。相手GKがファインセーブを見せると、そのこぼれ球を詰めた堂安のヘッドは、ゴールカバーに回ったDFが、ゴールライン手前で必死にクリア。

ここで同点に追いつきたい日本は、66分にも久保のスルーパスから岩崎が狙うが、これもGKに阻まれた。

チャンスは作れど、決めきれない日本。岩崎、堂安、久保の連携を軸に、さらに構成を仕掛けるが、ウルグアイが形成する強固なブロックを切り崩すことが出来ないまま、試合は後半アディショナルタイムへ。

90+1分、ウルグアイはカウンターから途中出場のMFマルセロ・サラッキがドリブルで持ち込むと、追い越して来たDFマティアス・オリベラが技ありのゴールを決めて、万事休す。この時、日本のDF陣の枚数は揃っていたが、完全に2人の個に屈する形となってしまった。

結果は0−2の敗戦。決勝トーナメント進出はイタリアとの最終戦に委ねられる形となったが、日本は絶対的なエースを失うという逆境に陥った。