Spike, tôi sẽ khiến những người chơi hàng đầu trở thành một đứa trẻ. 【Kaneko Teruhito × Totsuka Akira Vol.2】
Đối thoại đặc biệt của KING GEAR Vol.2
Doro
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2016/05/23
金子達仁 スポーツライター(KING GEAR発起人)
戸塚啓 スポーツライター
戸塚啓 スポーツライター
「8000メートル級の山があることに、多くの人が気付いていない。」
さる2016年春、KING GEAR発起人・金子達仁と戸塚啓による対談が都内で行われた。両氏はともにサッカー専門誌『サッカーダイジェスト』編集部出身。昵懇の2人によるトークセッションは1時間に及び、話題はメディア創設の経緯から、サッカー業界の裏話まで多岐に渡った。
発起人・金子達仁は、「カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員を務めた経験から、その年NO.1スパイクを表彰する「ギア・オブ・ザ・イヤー」を構想。さらに自身が愛するギアの地位向上のため、スパイク専門メディアの設立にこぎつけた。 VOL.2となる今回は両氏が語ったKING GEARのコンテンツ、目指す将来像についてお届けする。(以下、敬称略)
◆戸塚「スパイクはね、一流選手を子供にするよ。無邪気に語るもん」
Kaneko:それと『ぐるナビ』+『ミシュラン』+『カー・オブ・ザ・イヤー』。それを『トップギア(※英BBCの人気番組)』的にやる。
戸塚:具体的に言うと?
Kaneko:『ぐるナビ』はスパイクのユーザーのレビュー。『ミシュラン』はプロのジャッジによるスパイクの評価。『カー・オブ・ザ・イヤー』は、年間の最優秀スパイクを決めようというお祭り。
戸塚:『ぐるナビ』は高校・中学のスパイクのユーザーの声を反映させていかなきゃいけないと思うんだよね。
Kaneko:いま一番思い描いてるのは、世界中のスポーツメーカーにとって日本をお祭りの聖地にしたい、ということ。
戸塚:あといろんな人に話を訊いて分かったのは、みんなスパイクが好きだってことですよね。
Kaneko:好きじゃないやつもいるけどな。
戸塚:でもスパイクの話が好きな人は確実にいる。それはプロ選手でも草サッカーをやってる人でも。スパイクが好きな人は非常に多い。
Kaneko:で、スパイクに興味がない人でも、自分が履いてたスパイクがなんだったか忘れる人っていうのはなかなかいないよな。
戸塚:スパイクはね、一流選手を子供にするよ。無邪気に語るもん。
◆金子「オレらがやることが、全部第1回になって残っていく」
Kaneko:スパイクの話を訊くと、よくぞ訊いてくれました、ってリアクションが多いんでビックリしてる。野球選手にしても、サッカー選手にしてもね。でも今まではスパイクについて語る場がなかった。だから(KING GEARが)そういう語り場としての機能も果たしていければと思ってる。
戸塚:そもそも、ギアっていうものは、どのスポーツにも欠かせないものだし、水泳だって今でも“高速水着”の開発に命懸けてる人はいるわけだからね。
Kaneko:“高速水着”が出たときには、スポットライトがめちゃくちゃ当たった。でも、今でも高速水着の開発に命を懸けてる人はいるはずなのに、まったくそこにスポットライトが当たらなくなってるわけじゃない。そういうところにコンスタントに光を当てるメディアでもありたいと思う。
戸塚:現状では全般的に“ギア”の露出度はとても低い。ネットでスパイク名で検索した時、そのスパイクについての記事があれば出るはずなんだけど、ほとんど見当たらない。
Kaneko:だからやるんだよ。
戸塚:あったとしてもタイアップ記事しかない。
Kaneko:だからオレらがやることが、全部第1回になって残っていく。
戸塚:とはいっても、タイアップしかないんですよねえ。 金子:メーカー側も(タイアップ記事だと)見抜かれてるって分かってるけど、それしかやり方がなかった。 「とりあえず雑誌に頼んで記事作ってもらいましょう」的なことしか、お互いになかったと思うんだよ。それって不幸なことだと思うんだよね。通り一辺倒のタイアップ記事って、ボクらが現役(の雑誌編集者)だった時も読んでなかったからね。
Kaneko:『サッカーダイジェスト』の中で一番読まないページ。
戸塚:「どうせメーカーのリリースをそのまま書いてるだけなんでしょ」的な感じで、全然読まなかったから。
◆金子「絶対にやる。」
Kaneko:極論すると、メッシやクリスティアーノ・ロナウドにスパイクの印象を訊きにいってもいいわけじゃない。それはやる。絶対にやる。っていうか、それが最初に目指すゴールだな。“世界のスーパースターがオレたちのためにスパイクを語る”。
戸塚:チョモランマが15合目まであるとしたら、それが一合目ってことですね。
Kaneko:そう。でもその8000メートル級の山があることに、多くの人が気付いてない状態だと思うんだ。
戸塚:そこを少しずつ登っていく。