今季絶望は「来季への希望」 台湾プロ野球で小野寺賢人が受け入れられる理由
「一番印象的だったのは、やはり初登板の台北ドームです」
台湾初のドーム球場は、2万5千人の大観衆で埋まっていた。地響きのような応援が轟く敵地。敗戦投手にはなったが、今まで体験したことのない、国内トップリーグの野球を実感した。NPBを経ることなく、独立リーグから台湾プロ野球(CPBL)に挑んだ日本人選手がいる。その一人が今季台鋼ホークスに入団した小野寺賢人だ。慣れない台湾生活や外国人枠に苦労しながら2勝を上げ、ヒーローにもなった。信条である制球を磨き、常に冷静に試合を作る。覚えた中国語を積極的に使う小野寺の姿は、台湾のファンにも受け入れられた。6月に靭帯部分断裂という故障に見舞われた小野寺だが、台鋼ホークスは来季の戦力として考えているという。CPBLで故障した外国人をそのまま在籍させ、来季の戦力とするのは異例なことだ。
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